命を守る空間づくり
2025-10-16 11:20:27

地震から命を守るための新たな挑戦 ~ミホ工業・宮崎社長のビジョン~

地震から命を守る新たな挑戦



神奈川県横浜市に本社を構えるミホ工業株式会社は、「一人でも多くの命を守りたい」という揺るぎない信念のもと、耐震シェルターの開発・施工に日々取り組んでいます。同社の代表取締役である宮崎保社長は、地震の脅威に直面した日本の現状から推進する「命を守る空間づくり」の重要性を語ります。

災害の記憶が生んだ職業の使命



2011年の東日本大震災は、宮崎社長にとって人生を変える出来事でした。目の前に広がる地震の惨状を見て、「このままではいけない」と感じ、十年以上もの間、現場で常に災害の現実と向き合う日々を送ってきました。その後、2024年の能登半島地震でも再び、その思いを新たにしました。"地震は再び起こる。その際には少なくとも中にいる人々が救われる空間を作らねば"との強い信念が、耐震シェルター開発の原動力となっているのです。

古い住宅にも安全な空間を



日本中には、築年数が30年から40年に及ぶ住宅が数多く存在し、その中には耐震基準を満たさないものも少なくありません。宮崎社長は、「古い家や耐震性の低い住宅の中でも、一部屋だけでも安全な場所を作りたい。」という熱い想いを持ち続けています。この思いから、住宅の一部分に後付けできるコンパクトな耐震シェルターが誕生しました。限られたスペースでも、十分な強度を確保するための工夫がなされており、「建て替えが難しい人たちに、防災の選択肢を提供できれば」という考えが根底にあります。

「命を守る技術」を日常に



ミホ工業の耐震シェルターは、さまざまな住宅メーカーや工務店との共同開発を経て、進化を続けています。近年、この技術に対する関心が高まり、自治体や防災団体からも多くの問い合わせが寄せられ、一般住宅への導入が拡大しています。「シェルターという言葉が少々過剰に感じられるかもしれませんが、私たちの目的は「生き延びるための時間を稼ぐ」ことです。助かる確率を1%でも上げられるように努めたいと考えています。」と宮崎社長は語る。
今後は、ペットとの共存を念頭に置いた生活型シェルターの開発も予定されており、災害時だけでなく日常生活にも防災の概念を自然に組み込む新たな住まい方が期待されています。

未来への展望



今後、ミホ工業では全国の自治体や企業とのさらなる連携を進め、太平洋ベルト地帯での営業拠点を設ける計画を進行中です。南海トラフ地震や首都直下地震などに備え、地域密着型の防災拠点として各地にシェルターのモデルルームを展開することを目指しています。

ミホ工業は単に建築技術を提供するだけでなく、次世代に向けた“命を守る文化”を継承する役割も担ってゆきます。この挑戦は、今後も続いていくことでしょう。

会社情報


【会社名】ミホ工業株式会社
【所在地】神奈川県横浜市神奈川区大口仲町27-2
【代表者】宮崎 保
【設立】1995年
【事業内容】耐震シェルターの企画・施工、建築工事、内装工事
【公式サイト】https://happymiho.jp/

【お問い合わせ】
ミホ工業株式会社
TEL:0120-599-110
E-mail:[email protected]


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