教育の新たな礎を築く協定
2025年9月18日、岡山大学のグローバルエンゲージメントセンター(GEC)は、韓国の慶熙大学未来文明院との国際交流協定を締結しました。調印式はソウル市で行われ、岡山大学からは横井篤文副学長が出席し、慶熙大学のキム・ウォンス院長と署名を交わしました。
協定の意義
この国際交流協定は、両大学が持つ教育理念を融合させることで、学生の相互交流や共同研究を推進するものです。岡山大学の「ESD(持続可能な開発のための教育)」と、慶熙大学の「GCED(地球市民教育)」の統合により、より包括的な教育プログラムを創出しようとしています。
岡山大学はすでに、文部科学省の支援を受け、「地域と地球の未来を共創するWell-being実践人」を育成するプログラムを展開しています。この協定によって、岡山大学と慶熙大学はこのプログラムをさらに国際的な視点を取り入れた教育モデルへと進化させることを目指しています。
継続する交流の場
慶熙大学は、国際平和デーのイベントを通じて岡山大学と定期的に交流を行っており、今回の協定締結は双方の関係を一層強化するものといえます。これにより、両大学は様々な教育活動や研究において、相互の知見を深めていくことでしょう。
岡山大学は、SDGsの実現につながる教育基盤の強化を図りつつ、地域とのそれに加え、国際的な視野をもった未来共創の取り組みを進めていきます。両大学の提携により、これからの教育の在り方がますます多様化すると期待されています。
協定締結式の模様
調印式では、双方の大学関係者が出席し、未来への期待が寄せられました。特に学生の視点を通じた国際交流が進むことで、新たな価値が生まれることに期待が高まっています。教育や研究の枠を超えた協働によるイノベーションが生まれることに、地域の人々の関心も集まるでしょう。
今後も岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学としての使命を果たしながら、国際的な連携を強化していく方針です。岡山大学と慶熙大学の協力関係が、未来を見据えた新しい教育の形を創造することに対する期待に満ちています。
何がこれからの教育の在り方を変えるきっかけになるのか、私たち全員でその動きに注目していきましょう。教育は未来を育む大切な要素です。ここから生まれる新しいプログラムや活動が、私たちの社会にどのような影響を与えるのかを見逃さないようにしたいものです。