岡山大学が「光創ネクサス」を設立
国立大学法人岡山大学は2025年6月19日に、新たな研究拠点「光創ネクサス」を設立しました。この場は、異なる分野の研究者たちが「光」という共通のテーマを使って、革新的な研究を生み出すことを目指しています。ミーティングは、本学の津島キャンパスにある共創イノベーションラボ(KIBINOVE)にて開催され、約30名の教員や研究者が参加しました。
異分野のコラボレーション
「光創ネクサス」では、物理や化学、生物、医療、情報など、多岐にわたる分野の研究者が集まり、それぞれの専門性を持ち寄ります。これにより、通常では考えられないような新しいアイデアや研究テーマが生まれることが期待されています。
ミーティングの冒頭では、世話人でもある三澤弘明教授と福田伸子教授がこのプロジェクトの理念とビジョンを語りました。続いて、参加者は自らの研究や興味のあるテーマについて4分間の短いプレゼンテーションを行い、相互理解を促しました。このSessionでは、各研究者が持つ異なる視点からの意見交換が行われ、「光」に関する専門的な知見が共有されました。
参加した研究者たちは「専門性の違いから新しいインスピレーションが得られた」「他の分野の研究者たちとの交流が非常に刺激的だった」といった感想を述べ、活発な意見交換が行われました。
ネットワーク形成の重要性
今回のミーティング後には交流会も行われ、参加者同士の親睦が深まる貴重な時間が提供されました。武安伸幸准教授のあいさつの後、対話が進み、将来的な共同研究の可能性が見えてきました。これまで接点の少なかった研究者たちが直接交流することによって、新しい共同プロジェクトが生まれる土壌が整いつつあります。
今後の展開
「光創ネクサス」は、光を使用するか否かにかかわらず、新しい挑戦を求める全ての研究者に開かれた場であり、その参加者は今後も増加することが予想されます。岡山大学は、中四国エリアの研究者や教員の参加も促し、共同研究や設備の共用を通じてさらなる研究力の強化を図っています。次回のミーティングも既に日程が決まっており、8月5日に開催予定です。
今後の活動に注目が集まる中で、岡山大学は地域に根ざした特色ある研究を進めていく意向を示しています。新たな拠点「光創ネクサス」がもたらす未来の研究成果に、期待が高まるばかりです。