障害者雇用の新たな一歩
2025-08-12 12:23:26

神奈川のパルシステムと星槎大学が障害者雇用推進協定を締結

ステップアップを図る障害者雇用への新たな挑戦



神奈川県において、生活協同組合パルシステム神奈川と星槎大学が、障害者雇用を推進するための包括的な連携協定を締結しました。この動きは、障害者が安心して働き続けられる環境を提供するための重要なステップとなります。

この協定は、障害者雇用の際に支援する職員のメンタルケアや教育、研修の実施を通じて、支援担当者の専門性を向上させる目的があります。星槎大学は、多様性を尊重し、一人ひとりに最適な学びの環境を提供しており、このノウハウを活かしてパルシステム神奈川の職員に対して必要な教育を行うことになります。

大学と組合の力を結集



星槎大学の西永副学長は、"共生社会に資する学びを通じ、社会貢献できることを嬉しく思います。障害者が地域社会に参加し、貢献できるような社会づくりを目指します"とコメントしています
また、パルシステム神奈川の藤田理事長は、"包括協定により職員が学び、自信を持って障害のある人に接することで、安心して働ける職場づくりが推進されます。"と今後の展望を語りました。

この協定を通じて、障害者も地域の一員として活躍できる社会が実現できることが期待されています。特に、2030年ビジョンとして掲げられた「誰もが認め合い、ともに生きる地域づくり」に向けた一歩となるでしょう。

現場での実践



パルシステム神奈川では、すでに配送センターの倉庫業務や、その子会社が運営する就労継続支援B型事業所「ハートコープ湘南」で21人の障害者が積極的に働いています。しかし、それぞれの特性に合わせた業務を担当するためには、支援者の理解と専門知識が欠かせません。

専門的な知識や経験が不足している職員への精神的な負担軽減のために、星槎大学との連携は大変重要です。これにより、障害者が適切な支援を受けられることで、長期にわたって働き続けることが可能になります。

包括的な連携の意義



この包括的な連携の目的は、パルシステム神奈川が障害者雇用を支援及び促進し、障害者雇用支援者の専門性を高めることにあります。具体的には、以下の項目が連携事項として挙げられています。

1. 障害者雇用支援者の専門性を高めるための教育や研修。
2. 従業員の継続的な就労とさらなる活躍を促す教育や研修。
3. その他、本協定の目的達成のために必要な事項。

この協定は、2025年の国際協同組合年を契機に、地域の多様な組織との連携を強化し、誰もが活躍できる社会を目指す取り組みの一環といえます。

今後も神奈川の地域における障害者雇用の拡充が期待され、より多くの障害者が自らの力を発揮できる場が増えていくことを願っています。


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