全日本スーパーフォーミュラ選手権と小野測器の新たな契約
2025年3月7日、株式会社小野測器と株式会社日本レースプロモーションは全日本スーパーフォーミュラ選手権(通称SUPER FORMULA)に関するパートナーシップ契約を結びました。この協力関係の目的は、サステナビリティへの取り組みを強化し、特にカーボンニュートラルの実現を目指すことです。
サステナビリティへの意欲
小野測器は、「小野測器グリーン・ファクトリー活動」と呼ばれるプログラムを介して、環境に配慮した取り組みを進めています。2024年から始まるこのプログラムでは、自社生産拠点に太陽光発電を導入し、再生可能エネルギーの利用を拡大するなど、環境への影響を最小限に抑える努力をしています。
具体的には、宇都宮テクニカル&プロダクトセンターに太陽光発電設備を導入し、年間約20万kWhの電力を自家発電で賄っています。また、EV用の充電設備も設置し、社員や顧客が利用できる環境を整えています。
CO2排出量のオフセット計画
このパートナーシップにおいて特筆すべきは、SUPER FORMULAの参戦車両が排出するCO2排出量をカーボンオフセットする計画です。2025年に全戦(テストデー含む)が予定されている参戦車両のガソリン使用量から算出し、173.5トンのCO2をオフセットする予定です。これにより、持続可能なモビリティ社会への寄与が期待されます。
他の環境活動
小野測器の取組みは、このパートナーシップに留まりません。例えば、工場内照明をすべてLEDに変更した結果、年間約77トンのCO2削減に成功しています。また、包装材をリサイクル可能な紙系に変更することでさらなるCO2削減を目指しています。
さらに、森林保全活動にも注力しており、地元の企業からJ-クレジットを購入し、環境保全イベントを定期的に開催しています。これにより、地域社会の環境意識の向上にも貢献しています。
日本レースプロモーションとの連携
全日本スーパーフォーミュラ選手権は、1995年に創設され、モータースポーツの振興を図ると共にカーボンニュートラルにも積極的に取り組む姿勢を見せています。2022年からは、ボディ素材の一部を天然素材にするなど、持続可能なモータースポーツの実現に向けた革新が進んでいます。小野測器との協力により、この取り組みがさらに強化されることが期待されます。
未来へのフットプリント
小野測器は、2050年までにカーボンニュートラルを達成することを目指し、社員一人ひとりが環境に配慮した活動を行うよう奨励しています。これにより、持続可能な社会の構築と企業の成長を両立させることができます。
サステナビリティは今や企業の重要な経営課題の一つです。小野測器と日本レースプロモーションの提携は、環境に優しい未来を築くための大きな一歩となるでしょう。