江ノ電沿線での新たな子育て支援『えのでん・えほんプロジェクト』
神奈川県の藤沢市に本社を置く江ノ島電鉄株式会社は、2024年4月から鎌倉女子大学との産学連携により推進する「えのでん・えほんプロジェクト」が「かながわこどもまんなかアクション」に採択されたことを発表しました。このプロジェクトは、地域の子育て支援を強化するための取り組みであり、県の子育て施策の一環として注目されています。
かながわこどもまんなかアクションとは?
「かながわこどもまんなかアクション」とは、神奈川県が全ての人々が子どもや子育て中の方々を支援することを目的に展開している取り組みです。この活動は、より良い社会を目指すための意識改革を促進します。選ばれた事例集には、様々な分野にわたる22件の取り組みが紹介され、その中でも江ノ電による「こども食堂・居場所づくり」が特に注目されています。
事例集の内容
2025年度版の「かながわこどもまんなかアクション事例集」には、子ども食堂や居場所づくり、共生社会形成、子育て支援、体験型育成、共働き・共育てといった6つの分野で合計20者・22件の取り組みが収められています。江ノ電はそのうちの1つに選ばれ、特に地域に根ざした活動が高く評価されています。
先に発行された事例集2024と合わせると、合計44者・51件の事例が掲載されたことになります。このように多様な取り組みが集まることは、地域全体の子ども支援に向けた大きな一歩となるでしょう。
動画による発信
江ノ電と鎌倉女子大学は、このプロジェクトの取り組みを幅広く知ってもらうため、特設サイトを通じて動画を公開しています。短時間でプロジェクトの理念や内容が分かるアニメーションも制作され、1分間でその魅力を伝えています。これにより、地域の方々だけでなく、県外の人々にも関心を持ってもらえるでしょう。
動画リンク
広告展開の予定
このプロジェクトをさらなる認知度向上を目指して、公共交通機関の車内ビジョンやオンライン広告を通じたキャンペーンも計画されています。2025年11月24日から12月21日までの28日間、相鉄線のトレインビジョンでプロジェクトの動画が放映され、さらには小田急線やJR東日本の社内ビジョンでも取り上げられる予定です。広告展開はインターネットにおいても行われ、GoogleやYouTubeなどを通じて、より多くの人々にメッセージが届けられます。
まとめ
「えのでん・えほんプロジェクト」は、江ノ電と鎌倉女子大学がタッグを組んで進める、地域に根差した子育て支援の新たな形です。神奈川県の「かながわこどもまんなかアクション」に選ばれたことにより、今後さらなる展開が期待されます。この取り組みを通じて、より良い子育て環境が地域で育まれることを願っています。日々の子育てや子どもたちの未来について考えるきっかけになることでしょう。