高島小の挑戦
2026-06-21 10:59:16

海を越えてつながる、子どもたちのアップサイクル体験 in 高島小学校

海を越えてつながる、子どもたちのアップサイクル体験 in 高島小学校



2026年6月19日、佐賀県唐津市の離島・高島にある高島小学校で、海洋プラスチックを活用した特別なワークショップが開催されました。NPO法人唐津Farm&Foodの主催により実施されたこのイベントでは、子どもたちが海岸で拾ったペットボトルキャップ77個を使って、島の形を模したキーホルダーを作成しました。

ビーチクリーンから始まる学び



このワークショップは、6月5日の「環境の日」に行われたビーチクリーンを振り返るところからスタートしました。この日に子どもたちが回収したゴミは、なんとごみ袋8袋分。ペットボトルや燃やせるごみ、さらには漁具まで様々なものが集まり、島の環境への意識の高さが伺えました。

その中から、使用済みのペットボトルキャップを洗浄し、合計77個を数えた結果、日本製が45個、韓国製が13個、中国製が9個、その他が10個ありました。子どもたちは、各キャップの製造国を調べながら、遠い国から来たプラスチックゴミが海を越えて流れ着いている現実を実感しました。

アップサイクルの実践



参加した子どもたちは、回収したキャップの中からきれいなものを選び、裁断してアップサイクル作業に取り組みました。自宅から持ち寄ったペットボトルキャップも活用し、「高島のかたち」のキーホルダーを一つ一つ丁寧に作り上げていきます。このプロセスを通して、自らの手で廃材を新たな作品に変える意義を学びました。

また、ワークショップではビーズブレスレット作りも行われ、子どもたちはペットボトルキャップから作ったビーズを使って、オリジナルのブレスレットを制作しました。完成した作品を見せ合う彼らの笑顔は、環境への意識を一層高める瞬間となったことでしょう。

プラスチックの再考



NPO法人唐津Farm&Foodの副理事、小嶋宏明氏は、「プラスチックそのものが悪者ではなく、環境に漏れ出すことが問題」と語ります。小島氏は、プラスチック削減のためには一人ひとりが意識を持ち、行動を起こすことが重要であると強調しました。

この考え方は、佐賀県が推進する「プラスマLifeさが」の理念とも重なります。プラスチックを選び、減らし、リサイクルすることを一緒に考えていくことで、達成できる循環型社会に向けて進んでいく必要があります。

次世代へのバトン



高島プロジェクトは、これからも続いていきます。子どもたちが自分たちで作った作品を通じて、環境問題について家族と話し合うことができれば、彼らはその知識と意識を次の世代に受け継ぐことができます。最後には、教員から「今日のことを家族にも伝えてね」と声をかけられ、学びを家庭に持ち帰るきっかけを作りました。

こうした取り組みは、地域の環境教育につながり、未来を担う子どもたちが持つべき意識を育んでいく大切なステップとなります。アップサイクルによる物づくりは、子どもたちにとっての新たな学びと成長の場であり、地域の環境を守る活動としても強い意義を持っているのです。

今後も、唐津Farm&Foodは引き続き、地域の環境保護や教育活動に力を入れていくことでしょう。


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