アフリカと日本をつなぐ「ユース・アフリカ・コネクト」の魅力を深掘り
先日、JICA横浜で開催された「ユース・アフリカ・コネクト」は、アフリカに対する理解を深めることを目的とした素晴らしいイベントでした。このイベントは、TICAD9の公式パートナー事業として行われ、多くの来場者で賑わいました。今回は、イベントの様子や、実際に参加した高校生のインタビューを通じてその魅力をお伝えします。
多彩なプログラムが織りなす文化交流
イベントは入場無料で、多くの人々が集まり、アフリカと日本のつながりを体感しました。トークセッションでは、アフリカにおける様々な課題や国際協力について、現地で活躍するパイオニアたちが熱く語りました。特にスーダン内戦をテーマにした講演は、深い考察を促す内容でした。
加えて、アフリカの文化を感じるファッションショーや、NPO法人「ALAZI」による手作りアクセサリーの販売も行われました。これにより、多くの来場者がアフリカ文化に触れる貴重な機会となり、参加者たちは貧困削減へ向けた取り組みに興味を持ちました。
また、マラウイのコーヒー販売のブースもあり、ボランティアの協力の下で支援金が集まるなど、イベント全体が協力精神に満ちた雰囲気でした。
高校生の体験談: Rさんの参加理由
今回のイベントに参加した高校2年生のRさんは、NPO法人「せいぼじゃぱん」に関わることでアフリカに興味を持つようになったといいます。「人とのつながりから始まった私のアフリカに対する興味の火が、今回のイベントでますます大きくなりました」とRさんは語ります。
ハンドメイドに触れる特別な体験
会場では、ハンドメイドのポーチやアクセサリー販売のブースがありました。出展者たちが心を込めて作った商品には、アフリカ文化の色彩が溢れていました。「自分だけのオリジナルの思い出の品を作れる経験は、とても楽しかったです」とRさんは振り返ります。
Rさんは、参加者としてマラウイ産のコーヒーを紹介する役割を担い、ボランティアとともに11人分のコーヒーを販売しました。
コーヒー販売での挑戦
試飲ができなかったため、Rさんは来場者にコーヒーの魅力を伝えることに苦労しました。「初めは豆はありますか?と聞かれ戸惑った時もありましたが、チラシを用いて自分の言葉で説明することに挑戦しました。自分なりに工夫できたのは良い経験でしたが、もっと表現力を磨く必要があるとの思いもありました。」
特に、なぜマラウイのコーヒーを販売しているのかという問いには、自分の言葉でしっかり答えられることの重要性を感じたそうです。国際協力の大切さを伝える機会を通じて、「伝える力」を再認識したRさん。
多文化理解の重要性
イベントでは、トークセッションやファッションショーを通じて、アフリカの文化を直接体感することができました。「現地の衣装を見たり、アフリカの方々とお話しできたのが嬉しかったです」とRさんが話すように、このような経験を通じて彼女は“多文化理解”の力を実感しました。「将来に向けて得た知識を活かし、自分の進路を考える上で大きな学びになりました。」
編集後記
Rさんの体験は、国際協力への理解を深め、行動力や発信力を育むものとなりました。今後も「せいぼじゃぱん」は学生たちと共に学びの機会を創出し続けることを目指しています。私たちの活動を通じて、子どもたちの未来を明るく照らすための助けとなりたいと思います。
せいぼについて
「せいぼじゃぱん」は、マラウイの子どもたちのための給食支援活動を行っています。食事の提供は、子どもたちが学校に通う動機づけにもつながっています。また、日本ではオリジナルのコーヒー販売や国際バカロレア教育に注力し、幅広い活動を展開しています。私たちの活動を支えることで、子どもたちに明るい未来を提供する手助けができます。
「1食15円の支援、共に子どもたちの明日を作りましょう。」