アンリツがCDP Aリストに
2025-02-14 14:16:24

アンリツ、気候変動対策の優れた実績でCDP「Aリスト」初選定

アンリツ、CDPでの評価向上に寄与



近年、環境問題への関心が高まり企業におけるサステナビリティの重要性が増しています。そんな中、アンリツ株式会社が2024年度のCDP(Carbon Disclosure Project)気候変動分野の評価において『Aリスト』として初めて選定されました。この選定は同社の持続可能な経営に向けた取り組みが国際的に評価されたことを示しています。

CDPとは?



CDPは企業や自治体に対して環境情報の開示を求め、その取り組みを評価する非営利団体です。毎年、世界中の企業から寄せられるデータを基に、投資家や消費者が企業の環境リスクや持続可能性を確認するための基準を提供しています。2024年度の調査には24,800社以上が回答し、その中でアンリツは最高評価に輝きました。

アンリツの気候変動対策



アンリツは2050年までのカーボンニュートラル達成を目指し、温室効果ガスの排出削減目標を掲げています。具体的には、3010年までにScope1、Scope2におけるGHG排出量を2021年度比で42%削減するという目標を持っています。また、Scope3に関しても、2019年度比で2030年までに27.5%削減を目指しています。

これらの目標は、SBTイニシアチブによるもので、1.5℃目標やWell-below2℃目標の達成に向けた企業の意欲が込められています。

トップレベルの取組み



Scope1およびScope2の削減



アンリツのGHG排出量削減に向けた具体的な取組みとして、自家発電設備の導入が挙げられます。厚木市や福島県、カリフォルニア州に太陽光発電設備を設置することで、自家発電比率を2030年までに約30%に引き上げることを目指しています。2023年度には自家発電比率が10.4%に達しました。

エネルギー効率の向上に向けた努力



省エネルギー設備への転換や節電対策も重要な施策です。工場やオフィスのエネルギー効率を向上させるため、変圧設備や空調設備についても高効率のものを選定。2023年度には25.0%のエネルギー消費削減を達成しました。

Scope3の削減努力



サプライチェーン全体でのGHG排出量に関してもアンリツは積極的に取り組んでいます。サプライヤーとの密なコミュニケーションを通じて、上流における排出量を減少させることに努めています。また、新製品の開発時には製品の使用時におけるエネルギー消費を常に評価し、省電力化を心がけています。

未来へのビジョン



アンリツは、気候変動対策を経営の重要課題として位置づけ、持続可能な未来に向けた取り組みを続けていくことを宣言しています。国際的な競争の中で、環境に配慮した企業経営がますます重要視される中、同社の今後の動向から目が離せません。持続可能な社会の実現に向けた努力を続けるアンリツに、期待が寄せられています。


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