モーツァルトの祝典劇「羊飼いの王様」が再び神奈川の舞台に登場!
神奈川県民ホールと藤沢市民オペラの初めてのタッグによって、モーツァルトのオペラ《羊飼いの王様》が豪華な演奏陣と共に上演されます。この公演は、1975年から神奈川の文化芸術の中心地として多くのオペラ公演を途絶えさせることなく続けてきた神奈川県民ホールにとって、特に意義深いものです。
若きモーツァルトの名作を贈る
285年の歳月を経た現在、モーツァルトが19歳の時に書いたこの作品は、王位と愛の間で苦悩する青年を主人公にしており、思索的で美しい音楽が魅力です。このオペラは、オーストリア皇太子ザルツブルク訪問のための祝祭として作られ、演奏会形式で初演された背景があるのも興味深いですね。
舞台設定と登場人物
舞台はシドンという街ののどかな田園風景。そこに存在する王位と恋の葛藤が、壮大な音楽を背景に描かれます。王子アミンタは羊飼いとして静かに暮らし、恋人エリーザや現王の娘タミーリ、マケドニアのアレッサンドロ大王など、個性豊かなキャラクターたちが絡み合うドラマが展開されます。
豪華な歌手陣
この貴重なオペラ作品を楽しむために、オぺラ指揮者・園田隆一郎の指揮のもと、砂川涼子や森麻季など、実力派のソプラノが揃っています。また、神奈川フィルハーモニー管弦楽団による伴奏とともに、演奏されることが期待されています。この機会に、オペラ好きな方はもちろんのこと、初めてオペラに触れる方も、ぜひ訪れてみてください。
公演情報
この待望の公演は11月8日(土)、9日(日)の2日間で行われ、それぞれ14時から開演します。場所は藤沢市民会館の大ホールで、交通アクセスも非常に便利です。
関連イベントの企画
さらに、オペラ公演に先立って関連企画も実施。モーツァルトの名案内人、青島広志氏が開催するレクチャーコンサートでは、オペラ公演の出演者が登場し、楽しいトークと共に名曲の数々を披露します。また、砂川涼子によるデュオ・コンサートも行われ、モーツァルトの世界を存分に楽しむことができる貴重な機会です。
神奈川県民ホールと藤沢市民オペラのコラボで、モーツァルトの魅力を再発見できるこの機会。お見逃しなく、新しい感動が待っています!