次世代リーダーのサミット「One Young World 2025」参加
岡山大学は、2025年11月3日から6日にドイツ・ミュンヘンで開催される国際会議「One Young World」において、学生代表団としてNazyra Tachiara Azlaさんと医学部の石川愛萌さんが参加します。さらに、岡山県立岡山一宮高校の片山桂太さんも、岡山県代表としてこのイベントに臨みます。
このサミットは、2010年にロンドンでスタートし、たちまち世界中の若者リーダーが集う重要なイベントへと成長しました。多国籍の参加者は、数万名にわたり、各国から選ばれた代表たちが、一堂に会し、社会的課題について議論を深めます。
岡山大学は、2015年のタイ・バンコク大会からこのサミットの公式パートナーとして参画してきました。以来、学生代表は毎年2名選出され、また副学長がオブザーバーとして参加しています。この10大会連続の参加は、岡山大学の国際的なリーダーシップを象徴するものとなっています。
今年のサミットでは、196カ国以上から約2,200人もの若手リーダーが集まり、以下の5つの主要テーマについて各セッションやディスカッションが行われます:
1. 循環型経済(Circular Economy)
2. 反ヘイト(Anti-Hate)
3. 責任ある技術利用(Responsible Tech)
4. 教育(Education)
5. 平和と安全(Peace & Security)
サミット初日のオープニングセレモニーでは、ミュンヘンのシンボル的な会場であるOlympiahalleにて、地元アーティストのパフォーマンスや各国の代表者によるフラッグセレモニーが行われました。この場にはヨルダン王室のラーニア・アル=アブドゥッラー王妃が登壇。若者が国際間の課題解決に向けて行動する重要性を訴えるメッセージが発信されました。
4日から开始されたメインセッションの中では、「第二次世界大戦終結から80年」をテーマにした議論が行われ、被爆者であり、ノーベル平和賞候補者の田中氏が登壇し、核兵器廃絶の必要性を訴えました。彼の経験談は、参加者に深い示唆を与えるものでした。
Azlaさんと石川さんは、このようなセッションやワークショップに参加することで、積極的に意見交換し、世界中の若者との貴重なネットワークを築く機会を得ています。このサミットは、将来的な学びやキャリアに活かせる貴重な体験となることでしょう。
次回の「One Young World」は2026年度に南アフリカのケープタウンで開催される予定です。岡山大学の国際的な取り組みは引き続き注目を集めることでしょう。
岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援し、地域に根付いた特色ある研究大学として、社会貢献を推進しています。引き続き、地域社会とともに世界の未来を切り拓く活動にご期待ください。