横浜市の救急サービス改善に向けた取り組み
横浜市では新たに実施された「
あんしん救急」プログラムが市民の健康と安全を支えている。このプログラムは、救急車の適正利用を推進することを目的に、事故や病気の予防策、救急要請が必要な症状などを市民に分かりやすく伝える内容となっている。
令和7年の横浜市の救急出場件数は、245,321件で前年より11,160件(およそ4.4%)減少した。この数値は5年ぶりの減少であり、軽症搬送者数も2年連続で減少傾向にあるという。特に、軽症とされる病状に対する搬送者は85,545人で、前年から約8,324人も減少した。
現在の状況
救急サービスの現況を振り返ると、1日当たり約672件の出場があり、救急車は平均2分8秒ごとに1回出動している計算だ。また、救急隊が現場に到着するまでの平均時間も8.2分と、前年よりも0.4分短縮されており、迅速な対応が可能になっている。特に急病が最も多く、170,052件に及び、その中でも65%近くを占めている。
この動きに寄与しているのが、「あんしん救急」プログラムの内容だ。市民への啓発活動を通じて、軽症と中等症の判断基準や、どのような状況で救急車を要請すべきかを広く周知しており、結果として不必要な救急サービスの利用を減らしている。
事故種別による出場状況
救急出場件数は主に次のような理由で構成されている。
- - 急病:170,052件(約69.3%)
- - 一般負傷:45,890件(18.7%)
- - 転院搬送:12,033件(4.9%)
- - 交通事故:9,032件(3.7%)
このように、急病が圧倒的に多く、今後も適切な利用を心掛けることが重要だ。
今後の取り組み
横浜市は今後も「
あんしん救急」の取り組みを継続し、適正利用の理解促進に努める方針だ。市民一人ひとりがその必要性を理解し、救急車の利用法を正しく認識することが、さらなるサービスの向上に繋がる。横浜市消防局も、市民からの相談や問い合わせに力を入れ、より安心できる環境を提供していく。
横浜市消防局救急企画課への問い合わせは045-334-6413まで。適正な利用が求められる中、私たち一人ひとりの意識向上も期待されている。これからも愛する横浜のために、救急サービスの理解を深めていきたい。