パワーカップルの住まい選びの新トレンドとその傾向

近年、東京23区内に住む20代から50代のパワーカップル（共働きで世帯年収1,400万円以上）の住宅選びに対する考え方が変化しつつあります。グローバルベイス株式会社の調査によると、彼らが重視するポイントは立地や駅からの距離であり、「新築かどうか」という基準はほとんど影響を持たないという結果が出ています。ここでは、最新の調査結果を元にパワーカップルの住まい選びの傾向を探ります。

1. 立地と価格重視の住まい選び

調査によると、パワーカップルが住宅を購入する際に最も重視しているポイントは「立地（周辺環境）」が56.5％で最も高く、続いて「駅からの距離」が43.1％、「価格」が38.2％と続きました。一方、世帯年収600万円から1,000万円のミドル層では、価格重視の傾向がより顕著であり、そのためパワーカップルは立地を重視する割合が高いようです。

こうした背景には、都市部での住宅購入が難しくなっている現状があります。2024年には東京23区内の新築マンションの平均価格が1億1,181万円を超える見込みで、価格の高騰が問題視されています。パワーカップルの選択肢は限られる中で、立地や住環境の重要性が増しているようです。

2. 理想の物件探索の難しさ

調査の結果、パワーカップルの58.0％が理想の物件を見つけるのが難しいと感じていることがわかりました。その理由として最も多いのは「価格が高い」と「条件に合う物件が少ない」ことです。特に「価格が高い」と回答したパワーカップルは61.3％であり、相対的に高年収とはいえ、住宅購入における価格のネックを感じています。

さらに、理想の物件を見つける過程で、効率的に選ぶための事前準備が必要だという意見が多く、具体的には「希望条件を明確化しておくこと」や「パートナーと事前にすり合わせておくこと」が挙げられています。このように、パワーカップルは選択肢が広い一方で、慎重な選択を迫られているのです。

3. オーダーリノベーションに対する関心

興味深いことに、パワーカップルの6割以上が「オーダーリノベーションマンション」に住みたいと回答しています。このリノベーションマンションの魅力としては、「内装にこだわりたい」「間取りを自由にカスタマイズできる」といった声が目立ち、特に自分たちの好みに合わせた空間設計に対する関心が高まっています。

旧来の「新築一強」という概念は薄れつつあり、特に都市部においてはリノベーション物件が現実的な選択肢として浮上しています。どのように自分たちのライフスタイルに合った住まいを実現するかが新たな課題として浮上していると言えるでしょう。

4. グローバルベイスのリノベーションサービス

グローバルベイスでは、オーダーリノベーションサービス「マイリノ」を提供しており、顧客の希望条件に応じた物件探しから内装設計・施工までをワンストップで行っています。共働きのパワーカップルに最適な住まいの実現をサポートし、立地や価格、間取り、デザインなどの自由選択を可能にしています。

また、実際の成功事例も多く報告されており、パワーカップルが自分たちの理想の住まいを手に入れられることが実証されています。