報告: 手話とダンスでつなぐ『UD LIVE 2025』
9月6日、神奈川県平塚市で「UD LIVE 2025」が開催されました。本イベントは、手話とダンスを通じて、多くの人々がつながる場を目指して実施されました。参加者は956名に達し、障がいの有無を超えた交流が生まれました。手話融合のダンスレッスンでのギネス世界記録更新を目指し、会場は活気に満ちあふれました。
開催概要
日時・場所
- - 開催日: 2025年9月6日(土) 11:00-17:30
- - 場所: ひらしん平塚文化芸術ホール 大ホール
参加者
956人の参加者が集まり、年齢層も多岐にわたります。イベントには手話のプロやダンスの先生、さらには聴覚に障がいを持つ方々も多く参加しました。
参加企業と協賛
多くの企業が協力しており、株式会社アイシン、hacomono、物語コーポレーションなどが名を連ねています。神奈川県や平塚市も後援しており、協力体制が整っています。
ハイライト
多彩なパフォーマンス
オープニングでは、地元湘南のダンススクールや東京の手話ダンスチームが華やかな演技を披露。また、UD DANCE SCHOOLの多様なクラスのダンス発表もあったことで、観客は感動の渦に巻き込まれました。
ギネス世界記録への挑戦
北村仁による指導のもと、参加者は30分間の手話ダンスレッスンを受け、その後3分間の発表に臨みました。しかし、正式な記録では659人が参加と認定され、昨年の694人を超えることはできませんでした。それでも、「初めての手話体験ができた」「一体感が生れた」との声が多く寄せられ、成功なイベントとなりました。
リアルタイム字幕システムの導入
本イベントでは、聴覚に障がいがある方でも理解しやすいように、リアルタイム字幕システムが導入されました。このシステムにより、参加者のスマートフォンでも瞬時に情報が表示され、大きな好評を得ました。
参加者からは、字幕の速さや正確性に感動する声が相次ぎ、「固有名詞もほぼ正確に表示された」との感想も寄せられました。多くの参加者が日常生活での利用を期待する声もあり、幅広い層への配慮が感じられました。
参加者の声
参加者からは、リアルタイム字幕の速さと正確性が評価され、イベントの進行に大いに役立ったとの意見が聞かれました。「手話や言葉だけでは聞き逃すこともあるが、Subtitleがあったおかげで理解が深まった」との感想も多かったです。
主催者のメッセージ
イベントを主催した株式会社ユーディフルの北村仁代表は、「ギネス世界記録の更新は果たせなかったが、956名の参加者と共に素晴らしいイベントを実現できたことに感謝している」と述べました。また、ドキュメンタリー映像の制作も行い、未来ある子どもたちへの教材として活用する意向も示されました。
今後の展望
「UD LIVE 2025」を受けて、ユーディフルはショッピングモールでのイベントを企画し、聴覚障がいのある若者の職業体験を提供する計画を立てています。また、再びのギネス世界記録への挑戦にも意欲を燃やしています。
UD DANCE SCHOOLの紹介
手話とダンスをテーマに活動するUD DANCE SCHOOLでは、全国から200名以上の参加者が集まり、平塚や新宿、オンラインでのレッスンを行っています。障がいの有無を問わず、誰でも参加できるダンススクールです。
公式情報は以下のリンクから確認できます:
これからもユーディフルは、ダンスを通じた新しい社会づくりに取り組んでいきます。