新栄電子計測器株式会社が新たに開発した「F-300」は、従来のコンデンサ温度特性評価システムを革新する一台です。神奈川県藤沢市を拠点とするこの企業は、長年にわたり電子計測器の分野で技術を磨き続けており、その集大成としてF-300が登場しました。従来の方法では、多くのケーブルを用いた複雑な接続が必要でしたが、F-300は独自に開発したLCRマルチスキャンシステムを使用することにより、必要な配線本数を大幅に減らすことに成功しています。これにより、設置やメンテナンスが格段に容易になりました。
従来の悩みを解消
通常、LCRマルチスキャンシステムを用いた測定では、大量のケーブルが接続されるため、配線作業自体も手間がかかり、作業環境が煩雑になりがちです。F-300では、専用の恒温槽内にDUT(被測定物)接続治具と外部のLCRマルチスキャンシステムを直接中継基板で接続する方式に切り替えました。これにより、ケーブルの本数は大幅に減少し、作業効率が飛躍的に向上しました。測定業務の負担を軽減するだけでなく、設置スペースの確保や移動時の取り扱いも簡単になっています。
柔軟な環境設定
F-300は、任意の温度環境下でコンデンサの評価が行えるため、高度な温度特性測定が可能となります。恒温槽内に設置されたDUTは、LCRメーターによってESR、損失係数(tanδ)、静電容量(C)及びインピーダンス(Z)といった各種パラメータの測定を受けることができます。この機能により、温度特性評価が円滑に進むため、実験結果の信頼性も格段に向上します。
カスタマイズへの対応
新栄電子計測器では、お客様のニーズに合わせたカスタマイズも可能です。恒温槽や操作アプリケーションの特別開発に応じることができるため、現行のシステムからのリプレースや機能追加・変更にも柔軟に対応いたします。あらゆるニーズに応える姿勢が、多くのユーザーに支持される理由です。
F-300の主な仕様と特長
以下に、F-300の主な特徴をまとめます。
- - 測定対象: コンデンサ(DUT)の温度特性。
- - 測定項目: 等価直列抵抗(ESR)、損失係数(tanδ)、静電容量(C)、インピーダンス(Z)など。
- - 評価内容: LCRメーターによる周波数特性評価。
- - 温度条件: 恒温槽による任意の温度環境下で測定可能。
- - 配線方式: 中継基板接続による配線大幅削減。
- - 構成: PC、LCRメーター、LCRマルチスキャンシステム、恒温槽。
- - カスタマイズ: 恒温槽・操作アプリケーションの別途開発、リプレース対応。
お問い合わせ
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