シコニン技術革新
2025-11-27 16:23:20

NIL、古来のシコニン技術で新たなスキンケアの地平を切り開く

株式会社NILが新技術を発表



株式会社NIL(代表取締役CEO:佐藤 正晃)が、伝統的な素材であるシコニンを活用した新しいスキンケア技術に関する特許を取得したことを発表しました。この特許は「皮膚外用剤、肌質改善剤及び日焼け防止剤」として登録され(特許番号:7774860)、2025年11月14日から有効となります。

この特許は、NIL独自の高濃度シコニン抽出技術と、加水分解型タンニン、AMPS系高分子を駆使しており、水性スキンケア製品における安定化を実現します。この技術によって、シコニンをナノ分散させることが可能となり、今後のスキンケア製品への展開が期待されています。

シコニンの利用と問題点


シコニンは紫根から抽出される成分であり、その利用は1000年以上前にまで遡ります。古典文献『医心方』や『和漢三才図会』にも記載され、江戸時代には華岡青洲によって調合された「紫雲膏」が火傷や創傷の外用薬として広く使われました。しかしながら、シコニンは水に溶けにくく、退色しやすいという特性を持ち、それがスキンケア製品に応用する際の障害となっていました。

NILの新技術の特徴


NILが開発した特許技術は、水性中での色ムラや沈降、相分離などの問題を解決します。具体的には、高濃度のシコニン抽出物と加水分解型タンニン、そしてAMPS系高分子を組み合わせることで、水性の環境でも安定した製品を実現しました。その成果として、2023年2月に試作したクリームは、2025年11月時点でも顕著な退色が見られず、長期にわたる安定性を確認しています。

効果の実証


さらに、NILではVISIA肌画像解析を用いた社内モニター試験も実施しており、その結果が注目されています。2024年から2025年にかけて実施された試験では、参加者の肌において赤みや紫外線によるシミの改善が確認されました。特に20代の女性ではポルフィリンの値が早期に低下し、50代の男性では毛穴の改善が見られました。

将来の展望


NILは、今回の技術を活用して、多様なスキンケア製品の展開を予定しています。デイクリームや美容液UV、化粧下地などがラインに加わる予定で、シコニンの高純度原液も原料として販売される見込みです。

CEOの佐藤氏は、「古来のシコニンを現代のスキンケアに実装し、新しいカテゴリーを切り拓いていく」と意気込みを述べています。R&D統括の岡田氏も、シコニンの安定化に関する技術的な解を提示し、他の素材への応用の可能性も視野に入れています。

会社概要


株式会社NILは、神奈川県秦野市に本社を置き、独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所に研究所を構えています。ポリフェノール素材の研究開発を行っており、特にヘアやスキンの領域での技術革新に取り組んでいます。今後も、NILの技術が皮膚科学やスキンケアに新しい風を吹き込むことが期待されます。


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