シェフラー、IAA MOBILITYで新たなモビリティを提案
ドイツ・ミュンヘンで9月8日から12日まで開催される国際モビリティ見本市「IAA MOBILITY」に、シェフラーが新たな技術力をもって登場します。シェフラーは「モーションテクノロジーカンパニー」として、電動化、シャシー、ソフトウェアの分野で拡張された製品ポートフォリオを展示。特に、ソフトウェア定義車両(SDV)向けの革新が注目されます。
シェフラーの挑戦
シェフラー AGのCEO、クラウス・ローゼンフェルト氏は、同社のグローバルな展開と革新力を強調しています。「私たちは55カ国に250以上の拠点を持ち、常にお客様のニーズに応える製品を開発・製造しています。IAA MOBILITYは、我々の技術的な進歩を明示する最適な場です」と語ります。ブースB40に設けられたシェフラーの展示は、電気自動車向けのモジュール式コンポーネントから安全性を高める革新技術まで、未来のモビリティを実現する多様なソリューションを紹介します。
合併の効果
今回の出展は、ヴィテスコ・テクノロジーズの買収後初の参加です。シェフラーの規模は拡大し、従業員数は約12万人に達しています。マティアス・ツィンク氏、パワートレイン&シャシー事業部CEOは、合併によるシナジーを強調。「私たちはこれまでの経験を生かし、お客様と共に次なる未来に向けて進化を続けていきます」と述べています。
未来を見据えた技術
シェフラーは、E-モビリティとパワートレイン&シャシーという二つの事業部から、未来を見据えた効率的でスマートなモビリティへの技術紹介を行います。約225平方メートルの展示スペースには、140点近い製品が並びます。
最新のソフトウェア技術
コンピューティング能力が向上したシェフラーの最新ソフトウェアソリューションは、今後の自動車産業における鍵となります。シェフラーのE-モビリティ事業部CEOトーマス・シュターレ氏は、「ソフトウェア定義車両による革新が、運転体験を大きく変える」と話し、次世代の技術開発への意気込みを見せています。IA MOBILITYでは、拡張性に優れたサービス指向のソフトウェアエコシステムも発表される予定で、業界のデジタル化をさらに加速させる意図があります。
展示の注目ポイント
- - 電動アクスルドライブ (EMR4): ヴィテスコとシェフラーの連携により生まれた新しい製品コンセプト。
- - 後輪ステアリングシステム: 新たなドライビングの楽しさを提供する技術。
- - ハンズフリーアクセスセンサー: より快適で安全な運転環境を実現。
IAAプレスコンファレンス
シェフラーはプレスコンファレンスを通じ、自社の最新技術について更なる詳細を発表します。クラウス・ローゼンフェルト氏らが会見に臨み、その模様はライブ中継される予定です。自動車産業の未来を見つめたシェフラーの取り組みに注目が集まります。
まとめ
シェフラーによるIAA MOBILITYでの展示は、自動車業界における変革の象徴です。電動化、シャシー、ソフトウェアの分野での革新は、未来のモビリティを彩る柱となるでしょう。シェフラーはその先進的な技術力を掲示し、来場者に新しいモビリティ体験を提供しています。