神奈川初の水中ドローンによるCO2吸収量の計測成果とブルークレジット認証
神奈川県の新たな試み
神奈川県での最新の試みにより、自律航行する水中ドローンが藻場のCO2吸収量を測定し、Jブルークレジットとして認められました。このプロジェクトは、脱炭素を目指す企業と藻場の再生に取り組む漁業団体を結びつけるための一環であり、藻場の保全と再生が求められている現在、この技術は大きな意義を持っています。
藻場の重要性と課題
藻場は、地球温暖化などによりおよそ30年でその面積が半減していると言われています。藻場は生態系の一部であり、魚や貝類の育成に寄与するため、知識と技術を駆使しながら保全・再生に注力する必要があります。しかし、従来の藻場モニタリング手法では、潜水士が毎回潜って詳細なデータを取得する必要があり、時間やコストがかかるという問題があります。このため、クレジットの申請も非常に限られた状況でした。
自律航行する水中ドローンの導入
新たに開発された自律航行する水中ドローンとAI技術を利用したモニタリング手法により、操縦者の技術に依存せずに、簡単かつ低コストで藻場の状態を把握することが可能になりました。この技術は、江の島や城ヶ島の漁業団体との協力のもとで実際にテストされ、成功を収めました。これにより、モニタリングの精度が向上し、藻場の再生に向けた具体的な数値データが得られました。
ブルークレジットへの道
2025年12月19日、江の島では9.6トン、城ヶ島では33.5トンのCO2吸収量がそれぞれ認証され、Jブルークレジットとしての資格を得ることができました。これは、持続可能な藻場保全には不可欠なデータであり、今後は一般の企業や個人がこのクレジットを購入・活用することが期待されています。この公募は、2025年末までに行われる予定で、興味のある方は公式サイトをチェックしてください。
今後の展開
神奈川県はこのプロジェクトを通じて、簡単かつ効果的な藻場の測定手法とクレジット申請モデルを構築し、さらなる持続可能な藻場の保全活動を推進していく方針です。この取り組みは、SDGsの達成にも寄与し、地域の環境保全と産業の持続可能な発展の両立を目指します。自律航行する水中ドローンの導入により、藻場の生態系を守ると共に、未来に向けた新たな可能性を切り開いていくことが期待されています。