SOXAI RINGが示した睡眠時無呼吸症候群の実態と対策の重要性

概要

神奈川県に本社を置く株式会社SOXAIが、睡眠健康推進機構の提唱する「秋の睡眠の日」に合わせて、自社開発の健康管理用スマートリング「SOXAI RING」のユーザーデータをもとに睡眠時無呼吸症候群（SAS）についての研究結果を発表しました。この取り組みは、SASへの対応の重要性を再認識させ、睡眠の質を向上させることに貢献することを目的としています。

睡眠時無呼吸症候群の実態

睡眠時無呼吸症候群は、主に上気道の閉塞によって睡眠中に呼吸が途絶える状態を指します。10秒以上息が止まる状態を無呼吸とし、その頻度が1時間に5回以上となった場合にSASと診断されます。日本国内では、SASの患者数が400万〜500万人とも言われていますが、実際に治療を受けているのは約60万人にとどまります。この差は、多くの人々が未治療のままであることを示しています。

SASは睡眠の質を低下させるだけでなく、日中の眠気による作業効率の低下や労働事故のリスクを高めるため、社会的にも大きな問題となっています。また、過去20年間の調査研究から、軽症のSASでも脳梗塞や心疾患のリスクが増大することがわかっています。特に心疾患に関しては、SASの影響は喫煙と同等かそれ以上のリスクを持つことが示されており、SASへの対策はまさに健康維持のための必須事項です。

SOXAI RINGによるデータ調査

SOXAI RINGを使用しているユーザーの中から、睡眠時の血中酸素飽和度の変動データを収集し、その結果をもとに呼吸の乱れの有無を分析しました。対象となったのは11,031名で、分析の結果、30代以上の約20%に「大きな乱れ」が確認され、特にBMIが高いほど呼吸の乱れが顕著であることも明らかになりました。

データ調査結果

- 結果1: 30代以上のユーザーの20%以上に睡眠時呼吸の乱れが確認された。
- 結果2: BMIが高いほど、大きな乱れの割合が増えており、肥満のユーザーの34.8%が「大きな乱れ」と診断。
- **普通体重のユーザーでも約15%が呼吸の乱れに該当。

対策と今後の展望

順天堂大学の谷川教授は、SASへの早期対応が健康全般に大きな役割を果たすと述べています。SOXAI RINGは医療機器ではなく参考情報であるため、症状に不安を持つ方は専門医に相談することが推奨されます。いびきや日中の眠気が強い方は、早期に対策を講じることで健康を長続きさせることができます。

秋の睡眠キャンペーン

9月3日から7日まで、SOXAI RINGの全品が10%オフで購入できる「秋の睡眠キャンペーン」が開催されます。これは、睡眠問題に関心がある人々を応援するためのもので、公式オンラインストアでの購入が対象です。SOXAIは「テクノロジーで人々のQoL向上に貢献する」企業であり、今後も睡眠の質を向上させるための研究を進めていく方針です。