特別支援学校の生徒がコーヒー焙煎体験を通じて未来を描く
2026年3月18日、神奈川県伊勢原市に位置する「BYSN ISEHARA ROASTERY」において、特別支援学校の生徒たちが本格的なコーヒー焙煎の体験を行いました。この取り組みは、障害者就業支援を手掛ける株式会社スタートラインが主催したもので、特別支援学校の生徒に将来の職業選択を広げることを目的としています。
実習プログラムの詳細
このプログラムには、高校1年生の生徒18名と教員5名の計23名が参加しました。実施時間は10:00から11:30までの約1時間半で、以下のような内容が盛り込まれました:
- - BYSN ISEHARA ROASTERYの業務紹介
- - 「どのような人が働いているのか」や「働くために学校で準備できること」に関する講義
- - 施設見学
- - 実際の作業体験(コーヒー豆の選別、焙煎、パッケージングなど)
生徒たちは講義を受けるだけでなく、実際の作業工程にも参加することで、「職場で働くこと」の具体的なイメージを掴むことができました。特に、コーヒー豆のハンドピック体験では、実際の仕事の一部に触れ、自分の手で商品を作る喜びを感じたようです。
生徒たちの感想
実習が終わった後、参加した生徒たちはアンケートを通じて感想を述べました。以下はその一部です。
- - 「もっと話をしっかり聞くように頑張ります」
- - 「ルールを守ることに挑戦したいです」
- - 「自分のことは自分でできるようにしたいと思いました!」
- - 「体験して本当に良かった」
- - 「コーヒー豆の選別は難しかった」
これらの声からは、彼らがこの体験を非常に貴重な機会として受け止めたことが伝わってきます。
教員からの評価
教員からは、参加者の多くが高校1年生であり、まだ就職について具体的なイメージを持てていない段階であるため、今回の実習は大変意義深いものであるとの意見も寄せられました。
「普段の学校生活では経験できない現場での実習を通じて、実際に働いている方々の声を聞くことには非常に大きな価値がある」と、一般企業での実習機会が限られる中での重要性を強調しました。生徒たちは「仕事は難しそう」と感じていたが、実際に体験することで「自分にもできる」と思えた様子が伺えました。
BYSN ISEHARA ROASTERYとは
BYSN ISEHARA ROASTERYは、2025年に開設された障害者就業支援を目的としたロースタリーです。障害者の一般就労を支援し、高品質なコーヒー豆の焙煎・加工業務を行っています。利用企業に雇用された障害者が、プロ仕様の焙煎機を扱い、様々なシーンで提供されるオリジナルコーヒーを製造しています。
また、コーヒーマイスターの資格取得支援を行うことで、より多くの方が自分の目標に向かって成長できる環境を整えています。現在はおよそ60名の障害者が活躍しており、今後も規模を拡大していく予定です。
今後の展望とスタートラインの取り組み
株式会社スタートラインでは、今後も特別支援学校との連携を強化し、若い世代が「働くこと」を身近に感じられる機会を創出していく考えです。実習や見学を通じて、障害者の人々が自らの可能性を広げられるような社会の実現を目指します。すべての人が自分らしく生きることができる場所を提供する企業として、これからも努力を続ける姿勢を貫いていきます。