EV充電の新時代到来！機械式駐車場にも便利な環境を提供へ

EV充電の新たな可能性を追求

日本のEV（電気自動車）シフトが進む中、充電インフラの整備は急務です。特に、マンションやアパートに居住する人々にとって、自宅で充電できる環境は大きな課題となっています。そんな中、ユビ電株式会社と株式会社ファムが業務提携を結び、機械式駐車場でもEV充電が実現可能になる新しいサービスが展開されることが発表されました。

提携の背景

ユビ電は電気自動車充電サービス「WeCharge」を提供し、ファムは機械式駐車装置のメンテナンスや製造を手がける企業です。両社が手を組むことで、これまで技術的な制限からEV充電が困難だった機械式駐車場での充電環境が整備されるのです。

日本政府が策定した2050年カーボンニュートラルの目標に向け、2035年までに国内の新車販売を100%電動化するという方針が進む中、特にマンション居住者にとっての充電インフラの整備が急がれています。これまで、機械式駐車場への充電設備の設置はさまざまな制約があり、実現が難しいとされてきました。

新しい充電環境の実現

今回の業務提携により、機械式駐車場でも「じぶん専用の充電環境」が実現可能になりました。これにより、全駐車スペースへの充電設備の設置が検討できるようになり、平置き駐車場と機械式駐車場を「WeCharge」によって共通管理することができるようになります。

さらに、設置工事から保守までをワンストップで提供し、機械式駐車装置のメーカーや装置の制約もなくなります。これにより、より多くのマンションやアパートでのEV充電環境の整備が現実のものとなります。

代表者のコメント

ユビ電代表の山口典男氏は、「快適なEV充電をすべての人に届けたい。この提携で、集合住宅におけるEV充電の利便性を向上させ、電気の乗り物をもっと便利に、もっと自由にできる未来を創造していきます」と意気込みを語っています。また、ファムの野村拓氏は「ファムが築いてきた機械式駐車装置の技術やネットワークを活かし、EVシフトの課題解決に全力を尽くします」と強調します。