CCCMKHD、AIプラットフォーム「Dataiku」の全社導入
神奈川県横浜市に本社を構えるCCCMKホールディングス株式会社(CCCMKHD)は、データドリブンマーケティングを推進するため、AI活用プラットフォーム「Dataiku」を全社的に導入しました。この施策は、クライアント企業へのデータを基にした意思決定支援を強化することを目的としています。導入の背景には、分析作業の効率化と営業部門のセルフサービスデータ分析環境の整備が挙げられます。
導入理由と背景
CCCMKHDは、全国約1.3億人の会員を有するVポイントプログラムから得た購買・行動データを活用し、マーケティング施策を行っています。しかし、従来の分析プロセスにはいくつかの課題がありました。特に、同様のデータ分析作業が毎回繰り返されることによる非効率性や、分析業務の属人化が懸念されていました。
このような状況を打開するために、CCCMKHDはDataikuの導入を決定しました。Dataikuは、既存のSnowflakeデータ基盤とシームレスに統合可能であり、データアナリスト、データサイエンティスト、営業担当者など、異なるスキルを持つユーザーが同一プラットフォームで協働することができる柔軟性を持っています。
Dataiku導入による変革
1. 営業部門におけるセルフサービス分析の実現
Dataikuを導入することで、営業部門が自律的にデータ分析を行える環境が整います。具体的には、特定の商品カテゴリーの購買傾向や過去のキャンペーンの成果分析が可能になります。これにより、営業担当者は迅速にデータを取り扱うことができ、意思決定の質を向上させることができます。
2. データアナリストのさらなる専門業務へのシフト
定型的な作業から解放されることで、データアナリストは新たな分析テーマの創出や高度なAIモデルの開発に専念できるようになります。これにより、より価値のある戦略的提案が可能になります。
3. 分析業務の標準化と自動化
Dataikuの導入によって、顧客セグメント抽出や効果測定レポートの作成といった定型作業がワークフロー化され、再利用可能なテンプレートとして整備されます。これにより、業務の効率が大幅に向上し、同様の案件への対応時間が短縮されます。
4. 組織的なナレッジの蓄積
過去のデータや分析ロジックをDataiku上で一元管理することで、ナレッジが組織全体に蓄積され、透明性の高い意思決定が行われます。このプロセスにより、データ活用に対する信頼が高まり、より効果的なマーケティング施策の実現に貢献します。
導入支援と今後の展開
Dataikuの導入には、日鉄ソリューションズ(NSSOL)が支援を行い、既存の分析環境からDataikuへの移行をスムーズに実施しました。現在、CCCMKHDはDataiku活用のさらなる拡充を図っており、今後はコンサルティング部門を中心に全社展開を進める予定です。これにより、より高付加価値の意思決定支援が実現される見込みです。
企業コメント
CCCMKHDの松井太郎本部長は「Dataikuの導入は、分析業務のあり方を見直す組織変革の一環として重要である」と語ります。また、Dataiku Japanの佐藤豊社長は、「全社的なデータ活用が進むことで、意思決定がデータに基づいて行われる文化が築かれることを期待しています」とコメントしています。この取り組みを通じて、CCCMKHDはさらなるデータ活用の高度化を目指していきます。