自動運転トラックの新展開
2025-07-15 12:09:49

2025年に向けた自動運転トラックの実社会実装に向けた新展開

自動運転トラックの新たな社会実装に向けて



株式会社T2が、自動運転トラックの新たな挑戦を始めました。東京都千代田区に本社を置くT2は、2025年7月中旬以降にレベル4自動運転トラックを実社会に導入するための実証実験を行うことを発表しました。このプロジェクトは、「自動運転トラック輸送実現会議 ~L4 Truck Operation Conference~」という企業連携の枠組みに基づいており、物流業界に革新をもたらすことが期待されています。

背景と目的



2024年11月に設立されたこの会議には、物流会社や自動車メーカーを含む14社が参加しています。彼らは、レベル4自動運転トラックの社会実装に向けて、毎月協議を重ねています。今回の実証実験は、特に重要とされる2つの課題を解決することに焦点を当てています。

1. 関東と関西間を日中運行するためのオペレーションの構築
2. 遠隔監視と緊急時の対応手順の確認

実証内容



実証①:日中輸送のオペレーション構築


現在、関東と関西間の長距離輸送は夜間に集中しています。そのため、ドライバーの拘束時間を含めると、輸送には往復で2日以上かかるのが実情です。しかし、レベル4自動運転トラックの導入により日中にこの輸送を行うことで、1日に輸送を完了できる可能性があります。さらに、幹線輸送における有人運転と無人運転の切り替えを行うための拠点(切替拠点)の設置が必須です。

2025年7月23日から24日の2日間、福山通運と三井倉庫ロジスティクスからの荷物を運ぶ形で、このオペレーションの実証が行われます。実施場所は関東と関西間の高速道路の一部区間です。この実証によって、切替拠点の通過にかかる時間や運行ダイヤの問題が検証される予定です。

実証②:遠隔監視と緊急対応


レベル4自動運転トラックは基本的に無人の状態で走行するため、事故や故障が発生した際に、迅速で適切な対応ができる体制が求められます。KDDIや三井住友海上、日本郵便と連携して、緊急時の対応手順を確認するための実証も行います。これにより、緊急時の対応の実効性や、継続的な輸送体制の構築に向けた課題も明らかにされることでしょう。

今後の展望



T2の取り組みは、自動運転トラックの社会実装を加速させるための重要なステップです。今回の実証実験を通じて、参加企業と共にオペレーションの実効性を検証し、課題を解決するための検討が進められます。将来の物流業界に、よりスムーズで効率的な輸送体制が整うことを期待したいですね。

会社情報


株式会社T2は、2022年に設立され、自動運転システムの開発やレベル4自動運転トラックを使用した幹線輸送サービスを展開する企業です。公式サイトでは最新情報が発信されていますので、ぜひチェックしてみてください。


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