光で分子を識別
2026-03-23 01:21:24

岡山大学の革新技術、超高速で分子の左右を見分ける光の開発

岡山大学の革新技術、超高速で分子の左右を見分ける光の開発



国立大学法人岡山大学の研究チームが、分子の左右の違いを高速で識別できる光(キラル光)の技術を発表しました。この技術は、アミノ酸などの鏡像異性体を識別することができ、その応用は医薬品の開発や材料科学において大いに期待されています。

技術の概要



この技術は、岡山大学異分野基礎科学研究所の三澤弘明教授の指導の下、中国の東南大学や北京大学との共同研究で実現されました。研究チームは、分子サイズの一点において、アミノ酸の“右手型”と“左手型”の違いに敏感な光を生成し、その光源を超高速でON/OFF切り替えすることを証明しました。

これまでの技術では、光の性質を分子サイズの一点に閉じ込めながら、同時に超高速に切り替えることは非常に難しかったのですが、今回の研究では、金ナノアンテナ内部で光の振動の重なりを利用することにより、これを実現しました。この技術により、これまで考慮されていなかった高速な切り替えが可能となり、将来的にはより小型で高感度な光スイッチやキラル分子のセンシング技術へと展開することが期待されています。

研究の意義



鏡像異性体の違いを識別する技術は、生命科学や医薬での応用が不可欠です。多くの薬剤が特定の分子の形(キラリティ)に依存しているため、この技術の進展は、より効率的な医薬品の開発や新しい材料の研究に貢献することでしょう。将来的には、超小型で超高速に動作する光デバイスの実用化が見込まれ、従来の技術では実現できなかった速度と精度の両方を兼ね備えることが可能となります。

研究の進展



この成果は、2026年2月28日に米国化学会の学術誌『ACS Nano』に掲載され、世界中の研究者から注目を浴びています。三澤教授は、“分子の左右の違いは生命科学や医薬にとって本質的に重要で、今回の技術はその識別や反応制御をより小さく、速く行う基盤となる”と述べており、今後の発展に期待が寄せられています。

さらに詳しい情報は



今回の研究成果について、さらなる詳細情報は岡山大学の公式ウェブサイトで公開されています。興味のある方はぜひご覧ください。

岡山大学公式ウェブサイト

そのほか、岡山大学が進める産学官の連携や、新しい研究プロジェクトについても今後の発表を楽しみにしていてください。地域と共に進化し続ける岡山大学の研究には、注目が集まっています。


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