ステアリングマイクロカテーテルの生産体制拡充
住友ベークライト株式会社は、血管内治療の分野において重要な役割を果たしているステアリングマイクロカテーテルの生産設備を、秋田住友ベーク株式会社に増設することを決定しました。この新しい生産体制は、急増する国内外の需要に応えるためのものであり、医療現場における安定した供給を目指しています。
ステアリングマイクロカテーテルとは?
ステアリングマイクロカテーテルは、手元で操作することでその先端の方向を自由に制御できる優れた構造を持っています。これにより、従来のマイクロカテーテルでは当たり前に困難だった、急激な血管屈曲や複雑な血管分岐への挿入が可能となります。特に、肝細胞癌に対する塞栓術や脳動脈瘤の治療など、さまざまな疾患に対応できることから、多くの医療現場で重宝されています。
進化する医療市場のニーズに応える
高齢化社会が進む中で、動脈硬化や生活習慣病に関連する疾患のリスクが増大しています。このような背景から、外科的な手術に比べて体への負担が少ない低侵襲治療の需要が急速に拡大しています。マイクロカテーテルは、その特性上、より少ない侵襲で治療を行えるため、医療機器としての重要性が一層増しています。
特に、ステアリングマイクロカテーテルは、その先端可動機能により、目的の血管に確実に到達できるため、医師の操作負担を軽減し、手技時間を大幅に短縮することが可能です。これにより、透視時間の短縮や造影回数の減少も期待でき、結果として患者や医療従事者の被ばくリスクの低減に寄与しています。
生産体制の強化を決定
今回の設備増設は、2026年4月から準備を開始し、2027年2月から稼働を開始する予定です。この新しい生産体制により、弊社では生産能力が2025年度比で200%の増加を見込んでいます。
住友ベークライトのステアリングマイクロカテーテルは、国内では当社グループのSBカワスミ株式会社から販売されており、海外でも約40か国で取引が進んでいます。特に、米国や中国市場での需要が拡大しており、さらなる市場展開を見据えた戦略的な供給体制の構築が進められています。
私たちの使命
住友ベークライトグループは、医療の品質と安定供給を追求し、低侵襲治療のニーズに対応した製品開発に注力しています。今回の設備増設は、私たちが低侵襲治療での医療機器としての責任を果たし、患者さまや医療従事者のニーズに応えるための重要なステップです。今後とも、持続可能な医療の発展に寄与すべく、努力していきます。
お問い合わせ先
製品に関するお問い合わせは、SBカワスミ株式会社の国内営業本部エンドバスキュラー製品営業部までご連絡ください。
- - 電話番号: 03-5462-4824
- - 公式サイト: SBカワスミ
- - 問い合わせフォーム: こちら
これからも住友ベークライトは、医療機器の革新を通じて、より安心・安全な医療の提供を推進してまいります。