ファンケル美健滋賀工場の太陽光発電設備増設
ファンケルグループの「株式会社ファンケル美健」が、滋賀県に位置する工場において最新の太陽光発電設備を増設しました。これは、環境への配慮を強化し、持続可能な社会の実現を目指す一環として行われています。この新たな発電システムは、4月1日から稼働を開始し、実際には4倍の発電量、すなわち約150万Kwh/年を見込んでいます。
PPAモデルとは?
今回導入されたのは「オンサイトPPAモデル」と呼ばれるもので、これは電力販売契約に基づき、設置された太陽光発電設備から発電された電力を事業者が購入する仕組みです。このモデルはファンケル美健にとって初めての取り組みであり、今後の電力自給率は約50%に達することが期待されています。
環境への取り組み
ファンケルは、環境保護を重要なテーマとして掲げており、2050年までにCO2排出量を実質ゼロにするという目標に向けての一歩を踏み出しました。具体的には、企業としてのエネルギー使用効率を向上させ、省エネルギーに努めると同時に、国内の他の工場や物流センターにも再生可能エネルギーを導入しています。全12拠点での再生可能エネルギーへの転換を推進し、環境への負荷を軽減する努力を続けています。
滋賀工場の見学ツアー
さらに、滋賀工場では2024年12月にリニューアルされた見学ツアーも開催中です。このツアーは、若い世代の方々が環境問題について関心を持つきっかけを与えることを目的としています。化粧品の無添加品質を保つためのクリーンな製造過程を分かりやすく紹介し、楽しんでもらえる内容となっています。また、フォトスポットやカプセルトイも設置されており、老若男女問わず楽しめる体験が用意されています。
所要時間は約75分、参加費は無料で、予約は公式サイトを参照してください。
まとめ
ファンケル美健滋賀工場による環境に配慮した太陽光発電の増設は、企業の持続可能な成長に向けた重要なステップであり、今後の環境への取り組みがますます注目されることでしょう。また、工場見学を通じて多くの人にその取り組みを知ってもらえる機会があることは、ファンケルの価値観を広めるうえでも大変意義深いと感じます。