岡山大学とPMIアジアパシフィックの連携強化に向けた表敬訪問
2025年3月14日、岡山大学にて、PMIアジアパシフィックのソヒュン・カンディレクターが表敬訪問を行いました。この訪問は、日本におけるプロジェクトマネジメントの普及と人材育成に向けた重要なステップとされています。
表敬訪問の経緯と目的
国立大学法人岡山大学の那須保友学長とPMIアジアパシフィックのソヒュン・カンディレクターは、過去の協力関係を基に今回の訪問が実現しました。2021年度から実施されている「PM Award」への特別協賛や、プロジェクトマネジメント基礎研修などの取り組みを通じて、両者は多岐にわたる連携を続けてきました。
訪問では、教育機関としての岡山大学の役割や、世界の教育の現状について意見を交わしました。特に、プロジェクトマネジメントスキルの重要性が指摘され、今後のさらなる連携についての意識を高める場となりました。
プロジェクトマネジメントにおける人材育成
会話の中で強調されたのが、大学におけるプロジェクトマネジメント人材の育成の重要性です。カンディレクターは、現在の高等教育においてPMスキルが求められていることを認識し、それを育成することが未来への投資であると述べました。
岡山大学では、教職員や学生にPMスキルを習得させるためのプログラムを充実させており、今後はPMIアジアパシフィックとの連携を通じて、さらに強力な教育体制を構築していく計画です。具体的には、海外研修プログラムや資格「PMP」や「CAPM」の取得支援についても話し合われました。
今後の展望
総合技術部の佐藤法仁副理事は「本学とPMI日本支部の取り組みをさらに広げ、国際的な視点からの投資が重要だ」と話しました。PMスキルがあらゆる分野で有効であり、教育だけでなく研究開発などにも應用可能だと述べ、将来の研究者や技術者の育成に期待が寄せられました。
岡山大学は、長期ビジョン2050に基づき、地域と地球の未来を共創し、社会変革を実現する研究大学としての役割を果たしていく方針です。今回のPMIアジアパシフィックとの連携強化を機に、さらなる成長が見込まれ、地域中核としての特色ある大学としての挑戦が期待されています。
まとめ
この表敬訪問は、単なる挨拶にとどまらず、岡山大学とPMIアジアパシフィックの関係を深化させる重要な一歩となりました。今後の取り組みに期待し、よりよい未来のための人材育成を進めていくための活動を注視していきたいと思います。