新しいランドセル選び体験!工房見学で得られる魅力
奈良県橿原市に位置する鞄工房山本では、伝統の中に新たな魅力を取り入れ、ランドセル選びのスタイルが進化しています。従来のように色やデザインを選ぶだけでなく、工房見学を通じて製造過程を体験できる新しい形を提案しています。家族連れにとって、この工房見学はただの見学を超えた貴重な体験となっており、実際に訪れるご家族が年々増加しています。2024年には約5,000名、2025年にはすでに5,600名を超える過去最高の来場数を記録しました。
工房見学の魅力と体験型ランドセル選び
工房見学は、奈良本店に隣接する工房で行われます。ランドセルの製造をしている職人たちの仕事を目の前で見ることができるため、「どのように作られているのか」を知ることができる貴重な機会です。ここでの体験を通して、訪れた家族はいかにランドセルが大切で、愛着が生まれるかを感じることができます。このような新しいスタイルのランドセル選びは、着実に定着してきています。
工房見学では、全体の96%の方が「楽しかった」と回答し、参加者の多くが「自分のランドセルに愛着が湧いた」と語っています。これは、職人との対話を通して作品への理解が深まることで実現しています。
地域を超えた訪問者の増加
特にゴールデンウィークには、関西圏だけでなく全国各地から多くのご家族が訪れています。土地を問わず、「工房で製造の様子を見て、ランドセルを選びたい」という目的意識を持っている人々が増えています。その結果、地域に根ざしたものづくりの現場をオープンにすることが、家族連れにとって価値のある体験となっています。
鞄工房山本の“開かれた工房”の理念
鞄工房山本では40年以上前から、地域の小学校との社会科見学を受け入れ、工房のオープンな姿勢を保っています。「どこで、誰が、どう作っているか分からないものは届けない」という哲学のもと、あらゆる人々が自由に工房の雰囲気を味わえるようにしています。
訪れた方々からは、工房の明るく清々しい雰囲気や職人たちの温かな挨拶が好評です。このように、誠実なものづくりを目の前に見ることができる体験こそが、鞄工房山本の最大の強みです。
SNS映えする魅力的な体験
さらには、工房内部にはミニチュアランドセルといったフォトスポットやスタンプラリーも常設されていて、小さなお子様が楽しむことができる空間が演出されています。見学中の写真撮影も自由ですので、SNSでのシェアも自然に促進されている状況です。
今後はインバウンド需要にも対応できるよう、工房見学をさらなる工夫で進化させていく予定です。これにより、海外からのお客様にもその価値を体感してもらえることを目指しています。
体験をとおして特別な存在に
ランドセルはお子様が6年間使い続ける大切なものです。それだけに、選ぶときから特別な体験を提供することが重要であると考えられています。
「職人の仕事を目の当たりにする」「革に触れる」「家族で選び合う」といった体験を通じて、これまでにない愛着と理解を持ってもらえるよう、鞄工房山本では引き続き、新しいランドセル選びを広げていきます。
遊び感覚で観光にも
このように、工房見学は単なる製品選びではなく、家族の思い出を作る場でもあります。「体験型ランドセル選び」が新たな文化として根付くことを願いながら、地域の魅力を発信していきます。