神奈川のロボット実証導入
2025-10-09 14:38:40

神奈川の「さがみロボット産業特区」で新たな生活支援ロボットが実証導入

神奈川県では、地域の暮らしをもっと豊かにするために「さがみロボット産業特区」という取り組みが進行中です。この特区の一環として、生活支援ロボットの実用化および普及に向けた新たなプロジェクトが始まります。県が選定した施設において、実際に課題解決を目指すロボットの導入実証が行われることになりました。

今回は、採択されたロボットとそれに関わるコンソーシアムの情報をお伝えします。まず、第1期募集分として3つのロボットが採択されました。
1つ目は「サウザースタンダード」という名の協働搬送ロボットです。このロボットは等々力陸上競技場、その名もUvance とどろきスタジアムで活躍します。運営は株式会社アイティーシムが担当しており、選手や観客の利便性を向上させることが期待されています。

2つ目は、「cinnamon Guide」と名付けられた移動型案内ロボットです。このロボットは、児童発達支援および放課後等デイサービスを提供する施設「Thank you」で使用されます。提供元はドーナッツロボティクス株式会社で、特に子どもたちへのサポートを重視した設計となっています。

3つ目は「PUDU T300」という搬送ロボットで、サープラ横浜あそびタウンに導入されます。このロボットは、川崎の株式会社アイテックスによって開発され、エンターテイメントの場に新たな風を吹き込む役割を果たします。

続いて、第2期募集分では2つのコンソーシアムが採択されています。1つ目は「LinKa」というアバター型対話AI案内ロボットがサープラ横浜あそびタウンに導入されます。株式会社サードプラネットと株式会社アイティーシムが共同で開発したこのロボットは、よりスムーズな情報提供を実現します。
2つ目は株式会社ニットーの本社工場で、自動配送ロボット「Hakobot」が採用されます。これにより、業務の効率化とクオリティ向上が期待されています。

これらのロボット導入には、神奈川県の支援もあります。ロボット実装促進センターが各施設に安全対策や支援方法の提案を行い、導入費用については最大500万円(税込)までの助成が行われます。具体的にはロボットの運搬費や改良費用が対象となっています。

実証の開始は2025年の10月下旬から順次行われる予定です。省力化や利便性向上を通じて、地域の安全と安心を確保することを目指します。
この事業に関する詳細やオンライン説明会、施設見学会などの情報は神奈川県の公式ウェブサイトで確認できます。さがみロボット産業特区の取り組みが、地域にどのような変化をもたらすのか、今後の展開が楽しみです。


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