新しい外壁保全サービス『剥落防止くん』の登場
株式会社ジェブが2025年6月24日に提供を開始する新しい外壁保全サービス『剥落防止くん』は、ドローンによる外壁点検とタイルの剥落防止コーティングを組み合わせたものです。このサービスは、住宅や建物のメンテナンス業界に変革をもたらすもので、特にマンションなどの高経年化が進む建物において重要な役割を果たすことでしょう。
高精度なドローン診断
特に注目すべきは、ドローンによる外壁タイルの“浮き”を検知する赤外線調査です。従来の方法では、足場を設置しての点検が必要でしたが、ドローン技術を活用することで、これを無料で提供することが実現しました。これにより、負担を大幅に軽減し、手間なく外壁の状態を把握できます。さらに、施行から保証に至るまでを一貫して行うことで、顧客にとってわかりやすく安全なサービスを提供します。
現在の建物状況と事故の背景
近年、特に築年数が40年以上経過したマンションのストック数は急増中です。国土交通省のデータによると、これから10年内に築40年を超えるマンションが倍増する見込みです。そのため、外壁タイルの剥落事故は増加の一途を辿っています。報告によれば、多くの建物で外壁材の落下の危険性が指摘されていますが、まだ多くの建物が点検されていないのが現状です。
見えないリスクの可視化
『剥落防止くん』は、見えないリスクをドローンによって顕在化し、より安全な保全を目的としたパッケージです。従来の点検方法に頼らず、効率的に危険個所を特定し、その後の保証も含めた一連の流れがシームレスに行われます。タイル剥落防止のための特殊コーティング技術は、透明な塗膜を使用し、見た目を損なうことなく保護できます。最大10年の保証がつくことで、長期間にわたって建物の安全が守られるのです。
社会課題への取り組み
ジェブは、これまでもフロアコーティングを通じて建物の寿命を延ばす努力をしてきましたが、『剥落防止くん』はその一歩進んだ形です。命を守るための社会貢献を目指し、今回のサービスを展開します。ドローン技術により、短期間での点検が可能になり、住民に対する影響も最小限に抑えられます。高所作業時のリスクも軽減されるため、快適で安全な環境を提供します。
手続きの簡素化
利用者にとっての利便性も考慮されています。専門知識を持たない一般の方でも、Webサイトから簡単に問い合わせが可能で、お見積もりも迅速に行われます。『剥落防止くん』の提供開始により、安全で効率的な外壁管理の新しいスタンダードが確立されることでしょう。
終わりに
代表取締役の太田猛也は、このサービスの意義を強調しています。「建物の外壁タイルが落下することで、実際に人命を奪う事故が発生しています。この現実を踏まえ、我々は『コーティングで命を守る』という使命に取り組んでいます。」
ジェブの『剥落防止くん』は、ただの保全業務にとどまらず、社会的な課題を解決するための強力なサービスとして注目されています。今後も、安心して暮らせる未来づくりに貢献していくことでしょう。