トレーラーハウス実証
2025-05-19 10:54:42

次世代太陽電池の実証実験が始まる!トレーラーハウスでの挑戦

次世代太陽電池の実証実験が始まる!



神奈川県相模原市に本社を置くスタートアップ、株式会社PXPが、名古屋電機工業株式会社と共同で、長野県白馬村にてトレーラーハウスを使用した次世代太陽電池の実証実験を開始しました。この実証は、環境問題への注目が高まる中、持続可能なエネルギーの利用を促進する新たな取り組みの一環です。

背景と目的


国際的に気候変動への対応が求められる中、日本でも脱炭素化が急務となっています。特に再生可能エネルギーの導入は、日本のエネルギー基本計画でも重要な政策とされていますが、従来の太陽光パネルはすでに多くの場所に設置されており、新たな設置場所の確保が難しくなっています。これに対して、PXPは壁や軽量屋根、さらには移動体など新しい領域での太陽光発電の普及を目指し、超軽量で簡単に設置できる太陽光パネルの開発を進めています。

実証実験の内容


今回の実証実験は、トレーラーハウスの屋根と壁面にカルコパイライト太陽電池を設置し、キロワット級の発電量を検証するものです。ここでは、設置角度や雪国での積雪の影響、さらには雪面での光の散乱の影響など、多角的に発電量を評価します。また、トレーラーハウスの年間耐久性や、走行時の安全性の確認も重要なポイントです。

この実証は、名古屋大学未来社会創造機構との共同で進められており、発電された電力はトレーラーハウス内の金属有機構造体「MOF」を活用して、大気中の二酸化炭素を回収し、メタンガスを生成するシステムに利用されます。これは、未利用資源から新たなエネルギー源を生み出すという意図のもと、理想的な循環型社会を意識した取り組みとなっています。

今後の展望


PXPと名古屋電機工業は、トレーラーハウスでの実証実験を皮切りに、さらなる実証を計画しています。他の道路インフラ分野においても、新型軽量太陽光パネルを取り入れた取り組みが進むことで、持続可能なエネルギーの利用が一般化することが期待されています。

会社情報


* 株式会社PXP
設立:2020年7月
代表:栗谷川 悟
所在地:神奈川県相模原市
公式ホームページ
SNS

今後もPXPは新しいエネルギーのあり方を模索し続けます。トレーラーハウスでの挑戦がどのように広がっていくのか、目が離せません。


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