花粉症対策のカギは室内環境にあり
花粉の飛散が始まるこの季節、外出時に気を使うだけでなく、家庭内の環境にも目を向けたいものです。パナソニックが実施した調査によると、68%の家庭で花粉に悩まされている方がいることが明らかになりました。特に増えている「持ち込み花粉」をおさえるためには、室内環境を整えることが重要です。
家庭内における花粉の現状
調査によれば、家族の中に花粉にお困りの方が多いことがわかっています。具体的には、47%が自身、24%がパートナー、16%が子どもと、家族全体が影響を受けています。さらに、空気清浄機の使用や室内干し、窓を開けないといった対策が行われているものの、「何をしたらいいかわからない」といった声も数多く聞かれます。
室内の花粉侵入を防ぐ方法
1. 服の素材に気を付けよう
花粉は、確かに外から持ち込まれますが、それを一層増加させているのは私たち自身です。特にウールなどの素材は、綿に比べて約10倍も花粉が付着しやすいと言われています。つまり、衣類の選択が重要なのです。もし外出時に花粉がつきやすい服を着ている場合、帰宅後はしっかりと花粉を落としてから家の中に入ることが必要です。
2. ペットも注意
犬や猫などのペットも、花粉を体にくっつけて持ち込む可能性があります。特に散歩をする犬は、地面の花粉が毛に付着しやすいので、帰宅時にしっかりとケアが必要です。
3. 定期的な掃除が決め手
部屋の隅や家電の裏には花粉が滞留しやすいので、特に掃除を心掛けなければなりません。掃除の際、窓を開けずに換気扇を利用し、風がないときに行うのがベストです。水拭きも効果的で、家具やフローリングは水拭き後に掃除機を使うと良いでしょう。特に洗面所やトイレは、花粉が溜まりやすい場所なので、小まめに掃除することをお勧めします。
効果的な技術を利用しよう
空気清浄機の威力
空気清浄機の導入も重要な対策です。静電HEPAフィルターを使ったモデルであれば、直径30µmの花粉をしっかりと捕集します。エアコンも様々な機能が搭載されており、例えばパナソニックのエアコン「エオリア」では、ナノイーXを放出し、花粉などの有害物質を抑制します。これにより、花粉を家の中に入れない環境を作ることができるのです。
まとめ
花粉症に悩む季節の到来です。家庭内での花粉対策は、花粉を外から持ち込まないこと、定期的な掃除と空気清浄機の活用がカギとなります。これらのポイントを押さえて、快適な室内環境を保ちましょう。