第一三共ヘルスケアの新しい挑戦
第一三共ヘルスケア株式会社(東京都中央区)は、人、社会、そして地球が健やかに共生できる未来を目指して、サステナビリティの活動を刷新しました。その新しい柱となるのが「Wellness for GOOD」という革新的なコンセプトです。この活動は、100年先を見据えたものであり、豊かで健康な生活を実現するために、さまざまな課題に取り組んでいく姿勢を打ち出しています。
新たなコンセプト「Wellness for GOOD」
「Wellness for GOOD」は、「健やかであること」を意識しつつ、社会的な「良い目的」にフォーカスを当てたものです。また、無限の可能性を示唆するデザインが特徴で、未来へと続く持続可能な社会の構築を目指しています。このコンセプトのもと、第一三共ヘルスケアは「People」「Society」「Earth」という3つの軸に分けて具体的な課題に取り組んでいくことになりました。
健康にかかわる多様な課題への取り組み
私たちの生活する現代では、気候変動や環境問題、経済的格差、ジェンダーギャップといった数多くの課題が存在します。こういった中、第一三共ヘルスケアはセルフケアを重視し、人々が健康でいるための製品やサービスの提供に加え、社会全体の健康を支える取り組みを進めていくことを宣言しています。
セルフケアアカデミーの設立
「People」分野では「セルフケアアカデミー」が新たに始まります。このプログラムでは、高校への出張授業や健康への意識を高めるコンテンツの提供を通じて、次世代のセルフケアアンバサダーを育成していきます。こうした教育を通じて、人々自身が健康を守る力を身につけることを目指しています。
おくすりシート リサイクルプログラムの拡充
「Earth」分野においては、横浜市との協力のもとに進められた「おくすりシート リサイクルプログラム」が注目されています。この取り組みは、薬局やドラッグストア、病院などでのシート回収を通じて、循環型社会の実現を目指しています。2022年度からスタートし、100トン以上のシートを回収しています。新たな再生品の提供も視野に入れた取り組みです。
サステナビリティサイトの開設
このような幅広い活動を理解してもらうために、サステナビリティに特化したウェブサイトも新設されることになりました。ここでは「People」「Society」「Earth」に関連する情報を集約し、最新の取り組みが発信されていきます。興味のある方はぜひ訪れてみてください。
サステナビリティサイト
代表者メッセージ
会社の代表取締役社長である内田高広氏は、「20周年を迎える当社として、これまでの活動を基に新たなサステナビリティの取り組みを進め、誰もが健康で美しい生活を送れる社会実現を目指します」と意気込みを語っています。特に、健康を守る「セルフケア」の重要性を強調し、未来の世代のために持続可能な社会へとつなげていくことが彼のビジョンです。
総括
第一三共ヘルスケアの新コンセプト「Wellness for GOOD」は、単に企業活動の更新を示すものではなく、未来を見据えた社会創造への強いメッセージを含んでいます。人々の健康、社会の調和、地球環境の保全という、三位一体のアプローチで展開されるこの取り組みが、広く社会に受け入れられることを期待しています。