DeNA若手社員の成長を支えるAIコーチング「BOOST」の効果とは
最近、株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)が実施したタレントサクセスサービス「BOOST」のプログラムが注目を集めています。このプログラムでは、AIとプロコーチによるサポートを通じて、若手社員のキャリア自律やエンゲージメントスコアの改善が実現されています。実際の成果をもとに、その詳細を見ていきます。
BOOSTとは?
BOOSTは、Boost Health株式会社が提供するタレントサクセスサービスで、認知行動療法(CBT)のエビデンスに基づいています。このプログラムでは、個々の社員が自分のキャリアについて深く考え、行動を起こすためのサポートを行います。AIによる内省支援とプロコーチとの対話を組み合わせることで、参加者は自分の強みや課題を把握しやすくなります。
DeNAにおける実施背景
DeNAでは、従業員の健康とパフォーマンスの向上を重視し、特に若手社員への支援を強化しています。リモートワークの普及に伴い、若手社員の中には孤立感やバーンアウトを感じる人も多く、こうした問題に対する対策が求められていました。そこで、BOOSTの導入が決まり、プログラムを通じて次世代社員のキャリアサポートを行うことになりました。
実施の具体的な内容
BOOSTのプログラムは、入社1〜3年目の若手社員11名を対象に行われ、月に1回のプロコーチとの1on1面談(全3回)と、週15分のAIによるセルフセッションが行われました。これにより、参加者は定期的に自己分析を行い、行動計画を立てることが促されます。
プログラムの成果
このプログラムの結果、BOOSTを活用した参加者は、比較対象群であるモニター群に比べてキャリア自律スコアが2〜3倍向上しました。また、エンゲージメントスコアも、モニター群が低下する一方で、参加群は上昇するという逆行改善が見られました。ストレス対処力についても、参加群が14%向上する結果となりました。
参加者の感想
参加者からは「コーチングに懐疑的だったが、実際にやってみると良い点が多かった」という声や、「何となく感じていたモヤモヤが解消された」といった感想が寄せられ、プログラムに対する満足度は100%という結果が出ました。具体的には、他の参加者がのように小さなアクションを積み重ね、自分のキャリアについての考え方が明確になったことが特筆されます。
担当者の意見
DeNAのCHO室副室長である植田くるみ氏は、BOOSTの活用を通じて行動変容を促すことができた点を評価しています。今後も若手社員が自律的に成長できる環境を作っていくために、BOOSTの展開を重視する意向を示しています。
まとめ
BOOSTプログラムは、社員一人一人の課題を可視化し、具体的なアクションを実践する仕組みを提供しています。その結果、DeNAでは若手社員が自信を持ってキャリアを築く手助けとなり、組織全体のパフォーマンス向上にも寄与しています。企業が持続的に成長していくためには、社員の成長とエンゲージメントの維持が不可欠であり、BOOSTはその有力な手段となるでしょう。