ノイルイミューン、NIB103の第I相臨床試験を開始へ向けて治験計画書を提出
NIB103の第I相臨床試験がスタート
ノイルイミューン・バイオテック株式会社は、固形がんに対するCAR-T細胞療法として注目を集める新薬NIB103の第I相臨床試験の治験計画書を独立行政法人医薬品医療機器総合機構（PMDA）に提出しました。これにより、今後の臨床試験が本格的に始動することとなります。
NIB103の概要
NIB103は、固形がんに対する新たな治療法を提案するもので、特にMesothelinを発現する進行性または転移性固形がん患者を対象としています。この治療法は、CAR-T細胞療法の一環であり、体内の免疫細胞を利用してがん細胞を攻撃します。ノイルイミューンは、この分野において革新的技術「PRIME技術」を駆使して、より高い治療効果を目指しています。
開発背景と今後の展望
元々、NIB103はデルメ立品さた武田薬品工業が開発を進めていましたが、戦略的理由により開発権がノイルイミューンに移管されました。その後、同社はこの薬剤を最優先パイプラインに選定し、開発を進めてきました。特に、2024年9月にはタカラバイオと共同開発契約を締結し、国内における製造体制も整いました。これにより、NIB103の開発はさらに加速することが期待されています。
臨床試験の目的
本試験では、12～30の症例を対象に、NIB103の安全性や忍容性を主要目的として評価するほか、抗腫瘍効果および細胞動態も副次的に調査します。これに基づき、次のステップとして必要な臨床試験を実施する方針です。
経済的影響と今後の情報開示
2025年12月期の業績への影響は軽微と見込まれていますが、開発の進展やその他重要な事項については、速やかに情報を提供する予定です。これは、投資家や関心を持つ方々に対し、透明性をもって企業活動を進める姿勢を示すものです。
ノイルイミューン・バイオテックのビジョン
ノイルイミューン・バイオテックは、「がんを克服できる社会の創生に貢献する」を企業の使命として掲げています。革新技術を基に、次世代のがん免疫療法の実用化に取り組む同社の動向に、今後も大いに注目が集まることでしょう。さらなる詳細情報は、公式ウェブサイト（ノイルイミューン・バイオテック）をご覧ください。
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