神奈川の建築遺産を探る新たな一冊
2025年12月19日、株式会社朝日新聞出版から『神奈川名建築案内』が発売されることが決定しました。この書籍は、神奈川県内の国宝や重要文化財に指定されている56件の建築物を網羅しており、現地での訪問が容易な物件が中心となっています。これまでインターネット上で見ることが難しかった建築物の数々が、詳細な説明と美しい写真と共に紹介されます。
本書には、神奈川県唯一の国宝である円覚寺舎利殿や、鎌倉で最も古い木造の荏柄天神社本殿、横浜のシンボルとなる神奈川県庁舎、さらには三溪園や川崎市立日本民家園などが含まれています。特に、これらの名建築は年間を通じて訪れることができるものばかりで、観光客や地元の方々にとって魅力的なスポットです。
限定オリジナルカバー版と特典
神奈川県を中心に展開する有隣堂では、特別にオリジナルカバー版が販売されます。この特別版には、1956年に完成した伊勢佐木町の有隣堂ビルの写真や、竹中工務店が制作したカラーパースが掲載されています。その上、購入者には特典としてレトロなエレベーターをモチーフにしたしおりをプレゼント!数量限定ですので、購入をお急ぎください。
神奈川の多彩な建築遺産
神奈川県には、横浜や鎌倉だけでなく、他地域にも魅力的な建造物が数多く存在します。たとえば、箱根には重要文化財に指定された福住旅館が現役の旅館として営業していますし、江戸時代には交通の要衝として多くの宿場町が存在していました。また、五輪塔や宝篋印塔といった独自の石造物も多く、神奈川の歴史と文化を深く理解する手助けとなっています。
本書を通じて、それぞれの建物が持つ歴史的背景を知ることで、神奈川県がいかにして発展してきたのかを垣間見ることができます。特に、建築愛好者にとっては必携の一冊となるでしょう。コラムでは、建築鑑賞に役立つ豆知識やエピソードも多数紹介されているため、楽しみながら学ぶことができる内容となっています。
監修・著者について
本書の監修は、東京都江戸東京博物館の研究員で建築史家の米山勇氏が担当し、著者は『トランヴェール』『サライ』などで歴史や地方創生に関する記事を手掛けた山内貴範氏です。また、SNSでも人気の建築イラストレーターコジマユイ氏の素晴らしいイラストも多数収録されています。
この『神奈川名建築案内』は、神奈川在住の方はもちろん、旅行を計画している人や歴史的建築物に興味がある方にもぴったりの一冊です。皆さんもこの機会に、歴史的な建築を巡りながら、神奈川の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか?
書籍の詳細情報
- - タイトル: 神奈川名建築案内
- - 監修: 米山勇
- - 著者: 山内貴範
- - ISBN: 9784023348035
- - 価格: 1760円(本体1600円+税10%)
- - 発売日: 2025年12月19日(金)
- - ページ数: 224ページ(オールカラー、A5判)
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