美容室Ash、K-POPとの連携で過去最高の新卒採用を達成!
美容室Ash(株式会社アッシュ)は、2025年の新卒内定者数が235名を超え、設立以来の最高記録を更新したと発表しました。この背景には、美容師業界全体の人手不足希薄化を乗り越えるためのあらゆる努力と戦略が隠されています。
人手不足の問題と運営方針の見直し
ここ数年、美容業界はコロナの影響を受け、新卒採用が厳しく、Ashでも一時的に内定者数が150名以下にまで激減しました。このような危機的状況を打破するため、採用体制の見直しや新たな戦略が必要とされました。2023年11月から開始されたK-POPアーティストに対するスポンサー支援が、そのカギとなります。
この支援により、所属美容師たちはエンターテイメントの現場でのヘアメイクに挑戦する機会が増え、多くの経験を積むことができました。2023年には、17回のイベントで216名が新たなインプットを得ることができました。美容学生たちのK-POPへの関心を活かし、新卒採用においてAshの知名度が上がった結果、内定者数は前年から179.4%増加し、過去最高に達したのです。
新たな採用手法とその効果
かつては本部が中心となって一括で美容学校から新人を採用する方式が一般的でしたが、2023年からは現場主導の店舗採用へ移行しました。この改革はZ世代の美容学生が求めている価値観や働き方に合った形で、より密接なマッチングを可能にしました。美容学生たちは、自身の希望する働き方や職場の雰囲気を事前に知ることができ、適切なサロンを選ぶ手助けを受けています。
加えて全店舗がインスタグラムなどのSNSを駆使した採用アカウントを開設し、多様な情報発信が行われています。このような取り組みは、応募者の興味を引きつける効果を果たし、二次創業につながる新たな機会を生んでいます。
美容業界のデジタル化と操作の必要性
美容業界は他業界に比べて人手不足が深刻なまま進行していますが、コロナ禍を契機にデジタル化が進みました。多様な働き方の選択肢が増え、フリーランスとしての働き方や独立を希望する若手美容師も増加しています。それに伴い、どのようにして採用し、多様性を持った人材を育成するかが急務となっています。
アルテグループは、各種サロンの展開を通じた『全方位戦略』を採用しており、一律に偏らない多様な働き方を提供すると共に、キャリアアップができる環境の構築に努めています。その姿勢は、「人がブランド」となる美容師たちが求めることへの答えとも言えるでしょう。
結果としての成果
こうした複合的な取り組みが実を結び、2025年には内定者数が235名、店舗見学者数も500名を超え、前年比で180%以上の伸びを記録しました。この流れは、制定された採用戦略が功を奏していることを示しており、今後も美容室業界での人材確保に向けた力強い一歩となることでしょう。美容師に求められるスキルを育て、時代にマッチした戦略を進める姿勢は、アルテグループとしての差別化を実現しています。これからの美容業界において、より一層の進化を遂げることに期待が寄せられます。