セブン‐イレブン、ペットボトル回収機設置完了
株式会社セブン‐イレブン・ジャパンが、2015年12月から進めてきた「ペットボトル回収機」の設置が、ついに全都道府県に完了した。この取り組みの結果、これまでに回収されたペットボトルの本数は累計で7億7千万本に達しました。各地に設置された4,451台の回収機が、地域のリサイクル活動を支える役割を果たしています。
ペットボトル回収機の歴史と取り組み
セブン‐イレブンがペットボトルの回収機設置を始めたのは、2015年のことだ。当初は東京都江東区の5店舗で実証実験を行い、その後、全国の店舗に拡大していった。このプロジェクトの背景には、日本国内で出されたペットボトルが多くが海外に輸出されている現状への問題意識があった。日本で排出されたものは国内できちんと処理を行うべきだという考えで、リサイクルの重要性を訴えかけている。
セブン‐イレブンでは、回収したペットボトルをリサイクルして「ボトル to ボトル」のプライベートブランド商品として販売も行っている。この取り組みにより、顧客にリサイクルの重要性を伝え、循環型社会の実現を目指している。
環境保護と地域貢献
設置完了を記念してセブン‐イレブンは、ベネッセコーポレーションの「こどもちゃれんじ」と連携し、子どもたちにも利用を促進する取り組みを行うことを発表した。12月3日からは、「しまじろう」と親子でペットボトル回収機の利用にチャレンジする動画を配信予定だ。このコラボレーションは、子供たちに「もったいない」の気持ちを育む目的もあり、エコ意識を高める大きなきっかけとなるだろう。
今後も、セブン‐イレブンは、「サーキュラーエコノミー」を推進し、地域住民とともにリサイクルの意識を広めていく意向を示している。回収したペットボトルは、新たな飲料として再生されるなど、持続可能な社会の実現に向けた一歩を踏み出しているのだ。
ペットボトル回収機導入の背景と社会的影響
掲げる理念は、「店頭で使用済みペットボトルを回収し、新たなペットボトルへ生まれ変わらせること」を中心に据えている。これは資源の有効利用に直結し、循環型経済の重要性を実感させるものだ。多くの人々にとって、ペットボトル回収機は身近なものとなりつつあり、環境に対する意識を育むために重要なインフラと言える。
設置されているペットボトル回収機は、累計で4,451台に達し、全国の各店舗で対応が進んでいる。セブン‐イレブンは、レジ袋の収益を回収機の設置費用の一部に充てることで、引き続きプラスチックリサイクルに取り組んでいる。
まとめ
セブン‐イレブンの取り組みは、ただの回収に留まらず、地域や次世代への意識向上に寄与している。今後も、リサイクルの重要性を多くの人々に伝え、「店頭」から生まれる循環型社会の実現へ向けて、さらなる努力が求められる。子供たちがエコやリサイクルに興味を持ち、この流れが広がることに期待が寄せられている。©Benesse Corporation / しまじろう
詳細な店舗情報や回収機の仕様については、セブン‐イレブンの公式ウェブサイトをチェックしてください。