ファンケル通販が進化した「置き場所指定サービス」を開始
株式会社ファンケルは2023年2月12日から、通信販売でのご注文時に利用できる「置き場所指定サービス」において、新たに「日時指定」が可能となるサービスを導入しました。このサービスは、在宅時でも不在時でも希望の場所に届けられるもので、顧客のニーズに合わせた配達スタイルを提供します。
進化した「置き配」サービス
この「置き配」サービスの導入により、特に気温が高い日中などに製品が外に置かれている時間を短縮したり、他の利用者の希望を反映させたりすることが容易になります。これまでの「置き配」が持つ利便性をさらに高めることで、顧客満足度の向上を目指しています。
同時に、再配達によって発生する配送従事者の負担を軽減する効果が期待されています。日本国内では、物流業界における完成度を高めていくために、さまざまな取り組みが求められていますが、その中でも「置き配」の利用率を上げることが重要な課題とされています。
環境を守るための取り組み
現在、物流業界は慢性的な人手不足に直面しており、「物流2024年問題」が懸念されています。この背景には、再配達の増加によって配送業者にかかる負担が増大しているという問題があります。今後、何も対策を講じなければ、2030年度には34%もの輸送力が不足する可能性が指摘されています。
ファンケルでは1997年から「置き場所指定サービス」を先駆けて導入しており、顧客にとっての利便性だけでなく、配送従事者への配慮も忘れずに取り組んでまいりました。新たな「日時指定」の導入により、今後より一層持続可能な物流の実現を目指していきたい考えです。
共同の取り組みで目指す未来
今回のサービスは、ファンケルだけでなく、同じくファンケルグループの株式会社アテニアでも同日より導入されており、広がりを見せます。このような取り組みにより、業界全体での配送効率の向上と持続可能な物流の実現が期待されます。
今後も、ファンケルは通信販売事業者としての責任を果たし、重要な社会インフラとなる物流の改善と持続可能性を追求していく姿勢を強化していきます。消費者にとっても便利でエコな選択肢を提供し、すべての人が快適に利用できるサービスの実現に取り組んでいくことが、これからの大きな課題となるでしょう。