川崎市のSDGs大賞でTONICHIが最優秀賞を受賞!環境に優しい新聞包装紙の素晴らしさ
世界最大手の新聞印刷会社、TONICHI(東日印刷株式会社)は、この度、神奈川県川崎市が主催する「かわさきSDGs大賞2025」において、経営部門での最優秀賞を受賞しました。この栄誉ある賞は、同社がSDGsパートナーであるハヤシ・アンド・カンパニーと共に開発した「新聞包装紙」に対する評価を受けたものです。新聞用紙を再利用し、未使用の資材を生かすアップサイクル事業が、今の時代に必要とされている取り組みとして評価されたのです。
アップサイクルによる新たな価値の創造
TONICHIは、毎日新聞グループの一員として、新聞を効率良く印刷する技術を持ち、世界中でその技術力が評価されています。しかし、印刷過程で発生する未使用の新聞用紙をどのように活用するかが、同社の大きな課題だったのです。そこで生まれたのが「新聞包装紙」という新しいアイデアです。
このプロジェクトでは、新聞印刷の専門技術を駆使し、一般消費者向けのオリジナル包装紙を開発しました。ブランド名「LIN-TE(リンテ)」のもとに、すでに10万枚近くの包装紙が多くの店舗に届けられ、雑貨店やカフェ、靴店などさまざまな業種で活用されています。これにより、店舗独自のオリジナリティを演出し、また家庭では食材の保存やラッピングとしても重宝されています。
持続可能な社会への貢献
この受賞は、単なる賞の獲得にとどまらず、新聞という素材の価値を再発見し、社会に還元する意義ある活動だとTONICHIの代表は語ります。日々ニュースを発信し続ける新聞業界が、未来に向けてどのように貢献できるかを改めて考えさせられる結果となりました。
次なる展望とSDGsへの取り組み
TONICHIは、今後もSDGsに対する取り組みを強化し、アップサイクル事業をさらに広げる考えを示しています。具体的には、新聞包装紙のラインナップを拡充し、新聞用紙以外の廃材や端材を活用した製品開発を進める方針です。また、企業や地方自治体との協働を通じて、地域全体での資源循環モデルの構築を目指しています。
川崎市は2019年に「SDGs未来都市」に選定されており、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。TONICHIは、このような連携を強化し、地域社会や環境に貢献する商品開発を行っていく所存です。
結論
今回の受賞を通じて、TONICHIはさらなる社会貢献に向けて考えを深め、持続可能な未来を見据えた戦略を展開していくこととなります。このような取り組みが、他の企業や地域にも良い影響を与え、持続可能な社会の実現に寄与することを期待しています。企業活動を通じた環境保護の重要性はますます高まっており、その中でのTONICHIの挑戦は、ぜひ多くの人に知ってもらいたい営みですね。