ミツトヨの新しいデザイン哲学が評価される
2025年度のグッドデザイン賞を受賞した株式会社ミツトヨの「小型表面粗さ測定機 サーフテスト SJ-220 シリーズ」。この受賞は、同社にとって55点目の受賞であり、長年のデザイン革新とユーザーの使いやすさに対する取り組みが実を結びました。
機能性とユーザビリティの両立
サーフテスト SJ-220 シリーズは、企業の現場での使用を考慮し、ハンドツール感覚で操作できるよう設計されています。直感的なユーザーインターフェース(UI)を搭載したタッチパネルに加え、頻繁に使用する操作は物理ボタンで簡単に行える仕様です。このように、従来機能の良さを引き継ぎつつも、新たな試みでユーザビリティを大幅に向上させたのが特長です。
わかりやすい設計と操作性
審査員からは、長年にわたって評価されてきた従来機種の利点を引き継ぎながら、地道な改善を重ねてきた姿勢が高く評価されています。特にホールド性や視認性、物理ボタンの配置は、現場での確実な測定をサポートするための必然性が感じられるデザインです。
また、オプションのワイヤレス送受信ユニットを用いることで、スマートフォンやPCを通じて、遠隔操作での測定条件設定やデータ管理が可能になります。このような新しい技術の導入は、製品の使い勝手をさらに広げ、測定作業の効率化を図っています。
技術革新とデザインの融合
製品の外観や質感もデザインの重要な要素です。高い仕上がりからは、測定機としての信頼性がしっかりと感じられます。旧機種からの進化を明快に見せるデザインは、単なる機能だけでなく、製品全体の完成度を高めています。これにより、ミツトヨはユーザーに必要とされる工具のあり方を再定義しています。
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、日本におけるデザイン評価の先駆けであり、1957年に創設されました。世界中の企業や団体が参加し、優れたデザインを通じて社会の課題を解決しながら、暮らしの質を向上させることを目指しています。一つの受賞は、優れたデザインの証である「Gマーク」として広く親しまれ、多くの人々に影響を与えています。
この受賞を契機に、ミツトヨはさらなる技術革新を続けるとともに、デザインの重要性を再認識し、新たな製品群の開発に取り組んでいくことでしょう。
さらなる情報
ミツトヨの公式ウェブサイトには、詳細な製品情報が掲載されています。その中には、サーフテスト SJ-220 シリーズに関する特設ページもあるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
これからも、ミツトヨの新しい提案に注目していきましょう。