岡山大学のPM研修
2025-12-05 23:55:30

岡山大学が取り組むプロジェクトマネジメント研修の最新情報とその意義

岡山大学が取り組むプロジェクトマネジメント研修



岡山大学は、国立大学として、大学経営を担う人材の育成に向けたプロジェクトマネジメント基礎研修を積極的に実施しています。2025年10月25日には、この研修の第2回となる「PM基礎研修Day2」が津島キャンパスの本部棟で開催され、各部局の副部局長や技術職員、事務職員などで構成される参加者が集まりました。

この研修は、世界的なプロジェクトマネジメント協会であるPMIの日本支部と連携し、教育や研究、技術、事務といった各分野の職員がプロジェクト管理の基礎を学ぶことを目的としています。大学経営がより効果的に行えるよう、多様な視点でのスキル向上が図られています。

研修プログラムの内容



Day2では、研修の開始前に、前回の振り返りが行われ、その後、重要なスキルである「マスタースケジュール」の作成技法が紹介されました。参加者は3人ずつのグループに分かれ、岡山大学のVisionシンポジウムを事例に、実際のスケジューリングを行いました。このプロセスでは、PMI日本支部のアドバイザーがサポートを提供しました。

次に、「WBS(ワークブレークダウンストラクチャー)」について学び、さらに詳細なタスク分解の技術を習得しました。また、ステークホルダー・マネジメントについても学び、これに関連する「ステークホルダー・マネジメント管理簿」を各グループで作成する実習を行いました。

研修の最後には、各グループの代表が自らの学びや気づきを発表しました。例えば、スケジュールやタスクの管理がいかに重要であるか、また、ステークホルダーとのコミュニケーションがプロジェクト成功の鍵であるとの意識が高まったという感想が多く寄せられました。

教職員間の連携とスキル向上の重要性



こうした研修の目的は、岡山大学内での教職員同士の横のつながりを強化し、多様なバックグラウンドを持つ人材が集うことで、多角的な視点を持つ教授陣を育成することにあります。教育・研究の各分野での知識やノウハウを互いに共有し、新たなアイデアの種を育むことも期待されています。

岡山大学の那須保友学長は、研修に参加する教職員に対して、学んだ内容が今後どのように実践され、大学の成長に寄与するのかを重視しています。また、APMという新たな取り組みにおいても、PMIとのパートナーシップを基にした質の高い研修内容が期待されています。

これからの岡山大学の挑戦



本研修は、岡山大学が参加している地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)の一環として、地域のニーズに応える研究環境の構築を目指しています。今後も、地域に根ざした大学として、持続可能な開発目標(SDGs)を支援しながら、研究と教育において革新を追求していくと共に、全国の教育機関における研修モデルの先駆けとなることが期待されています。

参加した教職員の声を反映し、今後も岡山大学は全校体制でスキルアップや連携を深めていく方針です。地域の中核として、そして特色ある研究大学として、岡山大学の今後の展開に注目が集まります。


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