NCK、えるぼし認定の最高位を取得
株式会社日本コンピュータ開発(NCK)が、女性活躍推進における努力が評価され、厚生労働大臣が認定する「えるぼし認定」の3段階目、いわゆる「3つ星」を獲得しました。この認定は女性の採用、継続就業、働き方、管理職比率、多様なキャリアコースなど、さまざまな観点から評価されるものです。
NCKの企業理念
NCKは「社員育てを重視する」という経営理念を持ち、20年以上にわたり在宅勤務制度など柔軟な働き方を推進してきました。この認定は、長年の取り組みが制度面からも裏付けられたものであり、企業は単なる営利団体ではなく、社員の成長を第一に考える「社会人教育機関」であるべきだという信念を持っています。
真の働き方改革
一般的に、女性活躍や働き方改革は福利厚生という視点で語られることが多いですが、NCKではその捉え方が異なります。彼らは、一人ひとりが自らの意志で成長し、社会に貢献できる「自立した職業人」になることを支援しています。これにより、社員は自分のキャリア形成を自らの意思で進めることができ、組織の持続的な発展にもつながるのです。
子育て中の社員が在宅勤務制度を利用して、ライフステージに応じながらキャリアを続ける事例も存在し、こうした柔軟な環境が社員の成長に貢献しています。NCKでは、社員が成長する「人生の場」を提供することで、個々の能力向上を促しています。
社員の可能性を引き出す
企業が社員を私物化するのではなく、各自が自律的に成長できる環境が重要だと考えています。NCKでは、女性活躍を特別な施策として扱うのではなく、人材育成の延長線上にあるテーマとして捉えています。この考えは、社員一人ひとりが自身のキャリアを自ら築いていくための教材に他なりません。
外部評価の結果
「当社の常識は一般企業の非常識」と公言するNCKは、短期的な経済効率よりも社員の人生の質と成長を重要視しています。今回のえるぼし認定の取得は、彼らが経営理念に基づき人材育成を愚直に考えた結果とも言えます。
さらなる進化へ
この認定は、NCKの人材育成と働き方に対する姿勢が評価された証しですが、彼らはこれをゴールとは考えていません。社会や働き方が常に変わり続ける中、企業もまた日々学び、成長し続ける存在であるべきとしています。今後も、社員が安心して働ける環境作りに努め、仕事と生活の両立を重要視していく方針です。
会社の基本情報
NCKは1984年に日立製作所の孫会社として設立された日立系ソフトウェア企業です。5年目に独自の経営理念を定め、常識にとらわれないこの考え方を基盤に進化を続けています。このようなNCKの取り組みが、今後どのように展開されていくのか、注目です。