社会医療法人社団三思会が挑むDXの全貌
現代の医療・介護業界では、人手不足や職員の離職が大きな課題となっています。神奈川県厚木市に本拠を構える社会医療法人社団三思会は、創立45周年を迎え、その組織力をさらに高めるために従業員体験プラットフォーム「TUNAG(ツナグ)」の導入へと舵を切りました。
この取り組みは、全職員のエンゲージメント向上を図り、医療・介護における情報共有やコミュニケーションの効率化を図るものです。
TUNAG導入の背景
三思会は、約1,400名の職員が20の事業所で勤務しており、シフト制勤務のためさまざまな情報をタイムリーに伝達することが非常に重要です。従来の院内掲示板やワークフローシステムでは、情報の共有や確認に手間がかかり、偏りや遅延が生じることが課題でした。このため、同法人はICT推進課を設立し、「TUNAG」の導入を決定しました。
TUNAGの選定理由
三思会が「TUNAG」を選んだ理由は、以下の3つのポイントに集約されます。
1.
情報伝達の確実性とコスト削減
最前線の職員に効率的に情報を伝えることで、教育や伝達にかかるコストを削減できる点が重視されました。
2.
組織の一体感醸成
双方向のコミュニケーションを活発化させることで、職員同士のつながりを深め、エンゲージメントを向上させる仕組みがあることも重要でした。
3.
ガバナンスの確保
法人に必要な強固なセキュリティと管理体制を持つことができるため、安心して活用できるメリットもありました。
実際の活用法
この新しいプラットフォームは、簡単にスマートフォンからもアクセス可能です。これにより、院外やシフト勤務中でも重要な情報が瞬時に届くようになり、職員間のコミュニケーションが格段に向上しました。また、「お前がナンバーワンだ選手権」など、全社の取り組みをTUNAG上で実施することにより、組織の一体感がいっそう増すことが期待されています。
今後の展望
導入によって情報伝達がスムーズになった三思会は、今後も「つなぐ力が、支える力へ」をテーマに、保健・医療・介護・福祉の分野でさらに多職種連携を実現していく考えです。これによって地域に介護と医療の信頼できるサポート体制を構築し、職員一人ひとりに「働きがいと誇り」を与えていくことが目標です。
まとめ
三思会の「TUNAG」導入は、単なるIT化に留まらず、組織文化を変革するための重要な一歩となるでしょう。従業員が安心してコミュニケーションできる環境を整え、地域に必要とされる医療・介護法人としての役割を果たしていくことが期待されています。
このような取り組みは、同様に苦労を抱える他の医療機関にとっても大きな示唆となるかもしれません。