2029年、横浜で国際歯科研究学会が開催されます
歯学分野における世界最大の学術団体、国際歯科研究学会(IADR)が2029年に横浜で総会・学術大会を開催することが決定しました。開催日は2029年6月27日(水)から30日(土)までの4日間です。このイベントは、歯科・口腔科学の最新の研究成果を発表する重要な場となるでしょう。
日本でのIADRの開催は、2001年以来28年ぶり。横浜市、日本政府観光局(JNTO)、そして(公財)横浜市観光協会(YCVB)、(株)横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)が協力し、誘致活動を成功させた背景には、日本の歯学研究における伝統と高い研究水準が評価されたことがあります。
分野をリードする日本の歯学
今里聡教授は、IADRの前会長として「横浜での開催が決定し、非常に嬉しく思います。日本はアメリカに次ぐ会員数を誇り、幅広い分野において世界をリードしています。この機会を通じて、国際的なプレゼンスをさらに強化したいです」とコメントしています。これにより、国内外から研究者が横浜に集結し、知見を交換する絶好の機会となるでしょう。
大会の概要
- - 名称: 2029年国際歯科研究学会(IADR)総会・学術大会(IADR アジア太平洋地区学術大会併催)
- - 開催時期: 2029年6月27日(水)~30日(土)
- - 会場: パシフィコ横浜
- - 参加者予定人数: 約5,000人(うち海外からの参加者は約4,750人)
- - 主催: 国際歯科研究学会(IADR)
本大会では、最先端の技術や研究が発表され、参加者は最新のトレンドを体験することが可能です。また、展示会では様々な企業が新技術を披露し、ビジネス交流の機会も多く提供される予定です。
経済的効果
横浜でのIADR2029の開催は、地域経済への約28億2千9百万円の経済波及効果が見込まれています。このような国際会議は地域の活性化に寄与し、地元経済を支持する重要な要素です。また、YCVBおよびパシフィコ横浜は、今後も国際会議の誘致に積極的に取り組む意向を示しています。実際、過去の例として、2024年にはニューオーリンズ、2025年にはバルセロナなど、国際的な場が続々と控えています。
まとめ
2029年のIADR総会・学術大会の横浜開催は、国内だけでなく海外の歯科関係者にとっても注目のイベントです。混雑した大都市からアクセスしやすい横浜で、国際的な交流の場が提供されることで、日本の歯学界のさらなる発展と国際舞台における存在感の向上が期待されます。横浜でのこの特別な機会を、ぜひお見逃しなく!