海洋教育プログラムが変える未来
近年、子どもたちが自然と触れ合う機会が減少しています。特に海に接することができない生活を送っている都市部の子どもたちは、実際に「海を見たことがない」という場合も少なくありません。このような背景の中、神奈川県逗子市に本社を置く株式会社リビエラリゾートが、一般社団法人日本海洋アカデミーと協力して展開する海洋教育プログラム『海の学校(福祉)』や『海洋キャンプ』が注目を集めています。
無料参加募集中!
リビエラリゾートは、SDGsと探求型学習を組み合わせた本プログラムで、全国の学校や福祉施設から参加団体を無料で募集しています。過去8,800名以上の参加者を迎えた実績があり、これにより多くの子どもたちが自然体験を通じて非認知能力を育んできました。
現代の教育課題
レジャー白書のデータによると、日本における海水浴客数は1985年の3,790万人から2023年には360万人と、劇的に減少しています。この現象は、単にレジャーの選択肢が減っただけでなく、子どもたちの非認知能力、すなわち意欲、共感、創造性を育む機会をも奪っています。自然と触れ合うことが自己肯定感や問題解決能力の向上に寄与することが研究で示されており、今こそ「海洋教育」が重要視されています。
プログラムの内容
2025年度には、全国の福祉団体や学校向けに、2つのメインプログラムが提供されます。
1.
海の学校(福祉)(日帰り)
障がいを持つ子どもたちや、自然体験が難しい家庭の子どもたちを対象にしたプログラムです。海を舞台にしたワークショップや体験を通じて、楽しさや癒しを提供し、社会的な包摂の重要性を訴えます。定員は1団体30名程度で、送迎バスも応相談で手配可能です。
2.
海と森ハイブリッドキャンプ(1泊2日)
海のアクティビティと森の探検を組み合わせたプログラムで、県内のリビエラシーボニアマリーナを拠点とし、参加者が自然の中で大切な体験ができるよう工夫されています。50名までの団体での参加が可能で、各団体の特性に応じた内容を相談の上で決定します。
体験で学ぶ重要性
新しい体験と挑戦は、子どもたちの非認知能力を高める大きな要素となります。クルーズ体験やシーカヤック、ビーチクリーン活動等、さまざまなプログラムを通じ、子どもたちは友達との共感を深めたり、自然の大切さを理解したりします。特に、プログラムを運営する日本海洋アカデミーは、単なる体験だけではなく、その背景にある学びを重視しており、指導者の育成にも力を入れています。
どう応募すればいいのか?
参加希望の団体は、公式ウェブサイトより応募フォームを通じて申し込みが可能です。この取り組みによって、子どもたちに新たな体験を提供し、未来の可能性を広げる一助となるでしょう。
結論
神奈川における海洋教育プログラムは、ただ楽しむだけでなく、子どもたちの人間力を育む重要な位置づけを持っています。この機会にぜひ、参加を検討してみてはいかがでしょうか。