岡山大学のワークショップ
2025-06-17 01:25:22

岡山大学で開催されたロジカルシンキング・ワークショップの成果

岡山大学でのロジカルシンキング・ワークショップ



2025年6月11日、岡山大学の津島キャンパスに位置する共創イノベーションラボ(通称KIBINOVE)において、社会人や学生を対象にしたロジカルシンキング・ワークショップが開催されました。このイベントには、大学の学部生や大学院生を中心に、さまざまなバックグラウンドを持つ約30名の参加者が集まりました。

このワークショップは、内閣府の「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環で、デジタルトランスフォーメーション(DX)時代に求められる「考える力」と「伝える力」を育むことを目指しています。主催は岡山大学発のベンチャー企業であるCorvus Securitas Inc.で、DXサンライズおかやまやおかやまデジタルイノベーション創出プラットフォームが共催しています。

活発な意見交換の場



ワークショップの冒頭では、参加者同士のアイスブレイクとしてカードゲーム「ワードウルフ」が行われました。このゲームでは、互いの持っているカードを推論し合うことで、観察力や論理的思考を楽しく体験することができました。ゲームにより緊張感が和らぎ、自然な対話が生まれ、会場には笑顔が広がりました。

続いて、Corvus Securitas Inc.の佐藤陵一氏による講義が行われました。佐藤氏は日常生活における思考の癖に着目し、「どうして優先順位を見失うのか」や「感覚的に判断してしまうのか」といったテーマについて深く解説しました。特に、情報整理と相手に伝わる形にすることの重要性が強調され、根拠を掘り下げることが思考と表現において鍵となると述べました。また、デジタル領域におけるロジカルシンキングの必要性についても触れ、今後の展望を示しました。

分かりやすさを意識した共同作業



後半のワークショップでは、参加者は2人組になり、「特定のテーマについて短い文章を作成し、パートナーにわかりやすく伝える」練習を行いました。ここでは単に話すのではなく、いかにして相手に伝わるかを意識しながら言語化を行うことが求められました。

さらに、グループ形式のワークでは、「なぜショート動画をずっと見てしまうのか?」というテーマで討論が行われました。5W1H、マインドマップ、ロジカルツリーなどの手法を駆使して、身近な課題を多角的に分析する体験をしました。各グループでの討論の結果、情報を可視化し、論点を整理して発表する場も設けられ、参加者それぞれの視点や発見を共有しました。

ワークショップの成果



参加者たちは、単なる意見交換にとどまらず、「考える・伝える・再び考える」という思考のサイクルを体験することで、論理的思考と伝達力の重要性を実感しました。終了後のフィードバックには、「自信が持てた」、「他者の視点から多くを学べた」、「論理的な楽しさを感じた」といった感想が寄せられ、満足感を持って帰路につく様子が見られました。

今後も岡山大学ではこのKIBINOVEを拠点に、学生の思考力や実践力を高めるための多様な学びの機会を提供し続ける予定です。地域中核の特色ある研究大学としての岡山大学の取り組みに、引き続きご注目ください。


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