SNSを活用した新卒採用の実態
調査の背景と目的
企業側が新卒採用を行う際、SNSの活用がますます重要視されています。特に、SNSやショート動画は企業の雰囲気や仕事内容を知るためのツールとして多くの新卒者に利用されています。そんな中、株式会社イニシャルサイトが行った調査では、新卒入社から1〜3年目の社会人250名を対象に、企業選びや入社後の実感についてアンケートを実施しました。今回はその結果を詳しく見ていきます。
調査結果サマリー
調査結果によると、新卒入社先の企業SNSを見て入社した人の79.6%が「入社してよかった」と回答しています。また、83.6%の人が現在も勤務を続けているという結果も明らかになりました。さらに、87.2%が企業SNSが入社判断に役立ったと感じていることも示されています。
「入社してよかった」と感じた新卒者
この調査において、79.6%の新卒者が入社して良かったと考えており、その理由は企業SNSを通して得た情報が大きかったとされています。具体的には、33.4%が「とても感じる」と答え、47.2%が「やや感じる」と回答しました。企業SNSはただの応募数を増やすための手段ではなく、応募前に会社の理解を深められる重要な接点であることが改めて浮き彫りになりました。
現在も勤務している割合
さらに、83.6%の新卒者が現在もその企業で働いていることが分かりました。短期的な退職や入社後のギャップが課題になっている中で、この結果は企業SNSが新卒者の理解を深める一助となったことを示唆しています。ただし、この調査はあくまで企業SNSを見た人を対象としているため、因果関係を断定するものではありません。
企業SNSは入社判断に役立った
調査の中で、87.2%が「企業SNSは入社判断に役立った」と答えています。「とても役に立った」が18.0%、「やや役に立った」が44.0%、「少し役に立った」が25.2%という結果です。このように企業SNSは、応募前の認知獲得だけでなく、選考過程や内定決定の意思決定において重要な役割を果たしていることが分かります。
もっと知りたかった情報
一方で、入社後のギャップについても触れています。調査対象者の76.4%が「もっと正直に伝えてほしかった」と感じた情報があると回答しました。特に、入社前に知っておきたかったこととして「残業や休日の実態」、「実際の仕事内容」、「仕事の大変さ」が挙げられました。このことから、企業SNSは当然、会社の魅力を伝えるだけでなく、リアルな情報も発信する必要がありそうです。
企業SNSのさらなる活用
今回の調査結果は、企業SNSが新卒者にとっての入社判断において大きな影響を与えていることを示しています。企業はSNSを通じて、社内の雰囲気や実際の業務内容、働き方など多面的な情報を発信する必要があるでしょう。そして、新卒者が納得して入社できるような、透明性のある情報設計が重要です。今後も企業SNSの運用は進化していくでしょう。
まとめ
SNSを通じた新卒採用が成功している要因は、新卒者が企業SNSを見たことで得た理解と納得感です。それにも関わらず、まだ改善すべき点が存在するのも事実です。企業は、これらの調査結果を参考にし、次代の新卒採用に向けたSNS運用をより一層強化することが求められています。また新卒者にとっても、企業のリアルな姿を理解するための貴重な手段となるでしょう。