エンジニア働き方調査
2025-06-19 13:33:28

2025年エンジニアの働き方に対する不安と現実の調査結果

2025年エンジニアの働き方に対する不安と現実の調査結果



株式会社インディバースが行った「エンジニアにおける働き方への不安」の調査結果が明らかになりました。この調査は2025年に向けた大胆な変化が予測される中、エンジニアたちの働き方に関する実態を探るものです。新型コロナウイルスの影響でフルリモート勤務が浸透した一方で、企業側からは出社義務化の動きも強まっています。この背景には、育児・介護休業法の改正など、制度的に柔軟性が拡大する一方で、それに伴う企業の出社政策の見直しが求められていることがあります。

調査の概要


調査は2025年6月3日から6月4日の2日間にわたって実施され、1,003人のエンジニアを対象に行われました。調査方法はオンラインで、回答は株式会社インディバースのPRIZMAを通じて収集されました。調査内容では、エンジニアが現在の働き方に対する満足度や出社義務に関する疑問を取り上げています。

働き方の現状


調査によると、エンジニアたちの勤務形態は次のように分かれていました。最も多かったのは『ハイブリッド型勤務』で55.2%、次いで『フルリモート勤務』が30.7%、『フル出社勤務』が14.1%となっています。フル出社勤務が2割未満にとどまったことから、従来の働き方が徐々に変化している様子が伺えます。

また、満足度の点では、フルリモート勤務のエンジニアの90%以上が「満足」と回答しているに対し、フル出社勤務では3割以上が「不満」を感じていることが明らかになりました。この違いは働き方の自由度がエンジニアの満足度に大きく影響を与えることを示しています。

出社義務の影響


最近の調査では、フルリモート勤務から出社が義務付けられた経験のあるエンジニアが67.0%に上りました。特に、多くのエンジニアが出社を「やむを得ないもの」「仕方ないと思っている」と回答していますが、一方で「出社なら仕事を続けられない」と感じたエンジニアが16.5%に達していることも見逃せません。

出社に対する抵抗感の理由には、通勤の負担やリモート勤務による生産性の向上、ワークライフバランスの悪化が挙げられています。これらの理由は、エンジニアが出社を意識する際の大きな障壁となっていることが分かります。

「出社を受け入れられる条件」


出社日に対する柔軟性は、エンジニアが望む働き方のひとつとして挙げられました。具体的には『出社日が自由に選べる』ことが最も多く挙げられており、次いで『短期的な出社・プロジェクトによる出社』や『勤務時間の自由度』が求められています。やはり、柔軟な働き方がエンジニアの満足度や生産性向上に大きく影響していることが示されています。

企業の対応に求められる柔軟性


この調査で明らかになったのは、エンジニアたちが出社義務化に対して否定的な意見を強く持っていることです。「職種や業務内容によっては仕方ない」との理解を示す一方、「柔軟性がない」「時代錯誤」といった厳しい評価も多く見られました。

エンジニアたちは、業務内容に合った出社の必要性を再考することを企業に求めています。実際、フル出社勤務が一般化した場合には、エンジニアが「雇用形態を見直す」や「他職種・業種への転職」を考える傾向が強まっていることが示されています。

結論


この調査結果から分かることは、エンジニアが求めるのは個々のライフスタイルに応じた柔軟な働き方であるということです。企業としても、エンジニアの満足度向上と人材確保のためには、出社義務だけでなく、自由な働き方の提供が求められています。リモート勤務の選択肢は、今後のエンジニアの職場選びにおいてますます重要な要素になることでしょう。

お問い合わせ


調査を実施した株式会社インディバースでは、フリーランス向けの一括案件マッチングサービス「インディバースフリーランス」を提供しています。詳細については公式サイトをご覧ください。


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