自動運転の新たな挑戦
2026-07-30 12:27:19

アース製薬の洗口液を自動運転トラックが輸送する新しい試み

アース製薬の洗口液を自動運転トラックが輸送する新たな挑戦



アース製薬株式会社、鈴与株式会社、株式会社T2の3社が協力し、2026年7月21日から23日の間に、自動運転トラックを用いた洗口液「MONDAMIN」の輸送実証を行いました。今回の実証は、茨城県古河市から兵庫県赤穂市の680kmにわたる区間で実施され、特に神奈川県や兵庫県における自動運転技術の適用を検証する重要なステップとなっています。

この取り組みの背景には、トラックドライバーの不足という深刻な社会問題があります。アース製薬は、多品種かつ大量の日用品を扱っているため、需要の急増に対して輸送能力が追いつかない状況が続いています。この問題解決に向けて、共同配送や荷待ち時間の短縮、車両の再利用を進めていますが、今回の自動運転トラック導入はその一環です。

鈴与は、2025年11月より、自社のレベル2自動運転トラックを用いた日本酒の定期輸送を開始しています。これにより日本酒以外の特性を有する貨物の取り扱いにおいても、自動運転トラックの利用可能性を広げる狙いがあります。この実証実験では、アース製薬の製品を用いて新たなトランスポート方法を模索しました。

輸送の流れ


輸送は、まず鈴与の通常トラックがアース製薬関東倉庫からT2の自社車庫まで約120kmを運び、その後T2の自動運転トラックが「トランスゲート綾瀬」と「トランスゲート神戸西」を経由し、赤穂工場まで約560kmを走行しました。この間、レベル2自動運転区間では、十分な安全確認を行いながら運行されたということです。これにより、トラックの連携による新たな輸送オペレーションが形になりました。

また、輸送過程ではトランスゲートという拠点を活用し、高速道路と一般道の間をスムーズに行き来するため、無人運転から有人運転へと切り替えを行いました。これが、効率的かつ安全な運行を実現するための鍵となります。

未来への展望


T2は、2027年度以降にはレベル4自動運転トラックによる本格的な幹線輸送の導入を目指しています。これが実現すると現在ドライバー1名体制で限界とされる運行が、1日1往復に拡大できる可能性が高まります。今回の実証は、これに向けた重要な第一歩となったと言えるでしょう。また、3社は今後もこの取り組みを継続し、データを蓄積することで商用運行への道を模索していく方針です。

大手企業が協力し、先進的な物流システムを導入することで、今後の物流業界がどう変わっていくのか期待が高まります。

3社の紹介


アース製薬株式会社: 医薬品・家庭用品の製造販売を行い、人生の質を向上させる製品を提供しています。
鈴与株式会社: 自動車運送事業から港湾運送まで多岐にわたるサービスを展開、自動運転にも力を入れる企業です。
株式会社T2: 自動運転技術を用いた幹線輸送サービスを開発し、未来の物流を切り開くことを目指しています。

これからも注目が集まる自動運転トラックの活用が、物流の効率化とドライバー不足の解消に寄与することを期待したいと思います。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: 自動運転トラック アース製薬 MONDAMIN

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。